続いて水道橋に移動。
神保町にある「みかさ」で手捏ね縮れの焼そばを食べる予定でしたが臨時休業中でしたので、予定変更をして創業半世紀の老舗中華料理店
「 太湖飯店 本店 」へ!
駅前の再開発から身を隠すように、ひっそりと雑居ビルの中に入っているため場所が分からず…目の前を何度も通り過ぎてしまいました。
店のHPを見ると「流行に流されることない奇を衒うこともない 昔ながらの本格的中華料理を…」の表記。
そう、今回ぼくが求めて来たのは正に基本に忠実な"昔ながらの中華料理"だったので、自ずと期待に胸が膨らみます。
【名物】
五目あんかけ焼そば 900円。
琥珀色が眩しい艶やかなヴィジュアル。配膳された瞬間、かなりグっと来るものがありました!
具材は木耳、ハム、鶉玉子、白菜、小松菜、イカ、筍、レバー、エビなど。
個性的な食材を包む餡は、醤油と塩のちょうど中間くらいの味付け。酸味はなく程よい塩気と旨味が食欲をそそりますね。
あんかけ焼そばを吹奏楽に例えるなら、餡は全体を束ねる指揮者の様な存在で、具材は様々な音色を奏でる楽器。麺はそれらを支える大きなステージ(土台)でしょうか。
特に餡は、具と麺を繋ぐ大切なポジション。あんかけの味に支配され過ぎると各種素材の魅力は損なわれてしまいますから難しい料理です。
此方の中太麺は片面を揚げ焼きした様な、クリスピー食感が最大の特徴。
非常に香ばしく、柔らかい部分も弾力に富んでいます。絶えず変化してゆくこの食感は、ラーメンの食べ歩きでは経験出来なかった部分。こりゃ美味い!!
時折り現れる鶏レバーのアクセントや、麺に絡む餡の粘りも絶妙なんだなあ。。
最後は酢をくるくると回し掛けて完食!
またこの界隈に来たら寄りたいですねぇ、素敵な一品でした。
ご馳走さま!
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