アメリカが病院を誤爆した「国境なき医師団」はTPPに強く反対していた
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2015年10月11日 ニュース,国際

photo by Mark Knobil(CC BY 2.0)
 アフガニスタンの北部クンドゥズのNGO「国境なき医師団」(MSF)の病院が10月3日に米軍による空爆で22人の医師と患者が死亡した事件について、7日にオバマ大統領はそれが誤爆であったことを認め謝罪した。

 米軍による誤爆で被害を被った国境なき医師団だが、実は彼らはTPPに対して「反対」というスタンスを取り続けてきたことをご存知だろうか?

 1999年にノーベル平和賞を受賞したMSFがある一定のことに強く抗議したことはこれまでなかったという。しかし、今回のTPPで交渉が進められている医療関係における知的財産権についての保護の内容では、医薬品開発業者が半永久的にを保護されることになり、ジェネリック医薬品の製造と販売を遅らせることになる。

その為に、彼らが負担する医薬品の費用が高くなり、また貧困層が安価な薬を入手出来なくなるとして反対の烽火を上げたのだ

例えば、『Cambio Politico』によれば、〈HIVエイズ患者について、MSFは21か国でおよそ30万人の患者の治療にあたっているが、その医療費がひとり当たりの患者に当初年間で10000ドル(120万円)の費用がかかっていたのが、ジェネリック医薬品を使うことによって、ひとり140ドル(16800円)まで下げることが出来ていた〉という。(TPPにより)この予算削減分が元の木阿弥になってしまうのだ。

先日、AIDS治療薬「Daraprim」をこれまでの13.5ドルから750ドルに、55倍もの大幅な値上げを断行した製薬会社のTuring Pharmaceuticalsが、社会的な反発を受けて、値上げを撤回したことことが話題になったが、こうした強欲な製薬会社が横行した場合、途上国での医療行為などに大打撃になるのは自明だ。

MSFの反対声明は2013年の段階から公式サイトに記載されている。

それによれば、TPP交渉について漏洩した草稿によれば、知的財産の保護の議論の中で、医薬品特許に関して提案された条項で問題視されるべき点が3つあるとしている。

1)特許付与の基準引き下げ――既存薬の改良について、治療上の薬効が認められなくても新たに特許を付与することを要求:既存薬の新しい形態に特許を与える「エバーグリーニング」は、医薬品の価格を高止まりさせ、安価なジェネリック薬の流通を遅らせるため、現在、複数の国々で禁止・制限されている。

2)事前の異議申し立てを禁じる――特許が付与される前に、不適当で不当な特許付与を阻止できないようにする:特許の事前異議申し立ては、公衆の監視によって、ジェネリック薬の競争を不当に遅らせる過度の特許付与やエバーグリーニングを減らすための重要な要素となっている。事前の異議申し立てを制限することは、不適当で不当な特許付与を阻止する手続きを煩雑化させ、費用を上げる。

3)データ独占権――薬事当局がジェネリック薬やバイオシミラー(バイオ後続品)の販売許可を与える際、既存の臨床データを使用することを禁じる:データ独占権は、その薬の特許が存在しない、また期限が過ぎた場合でも、製薬企業が長期間、薬の高い価格を保ちジェネリック薬の競争を遅らせる新しい方法として、別の形での独占権を与えるものである。

 2013年に声明を出した後も継続して反対しており、今年7月にも安倍晋三首相に向けて米国の提案する条項案に拒否を求める公開書簡を出している。

 こうした背景を受けて、ヨーロッパでは「アフガンの病院誤爆はアメリカによるMSFへの報復だったのでは」
という陰謀論めいた話も囁かれ始めている。

<文/白石和幸 photo by Mark Knobil on flickr(CC BY 2.0)>
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。

------- 転載おわり

(管理人)
いやいや、そんな今どきのメディアで流される緩い嘘八百な平和幻想に浸らせて牙を抜かれた日本人にはそんなこと信じられないでしょう。
まさか!?あのスマートでスタイリッシュな米がそんなことをするわけがない!世界の警察の米様に対して少し過剰に相手が反撃していたんじゃないのか?とか?(思いませんよね・・苦笑)

刺激的で痛快なハリウッド映画に見られる裏の裏の裏、最後まで見ない事には決して見えてこない真実の暴露を垣間見せてくれるサスペンスアクションもの。
実は、そうやって映画や小説で世界の本当のことが描かれているのが今の世界。なんですね~だからハリウッド映画を見る時には色々と面白いです。

ハリウッド映画には常に米のプロパガンダも含ませながら、時に勇気ある監督さんが、非常に狡猾にプロパガンダと真実とを一緒に練り混ませ、最後まで見ても監督の意図がどちら側にも受け取れてしまうという、非常に巧い脚本があったりする。

しかし共通するのはほぼ全て暴力。
みんな、映画でもドラマでも殺人や暴力があまりに当り前のように描かれていること、それに疑問を持たないどころか、それを面白がっていることにお気づきでしょうか?

そんな中で、実際では陰謀とは何か?
陰謀とは=真実(リアル)に近い。陰謀論と言われて揶揄されたりすることも含めて陰謀なのです。

何を言っているか自分でも分からなくなってきたので、元に戻ります。

米の今回の「国境なき医師団」への攻撃は、もちろん「誤爆」じゃなくて「意図的殺戮」なのは見えみえです。でも、ライターさんも、ここでは一般的な書き方をしなければならないため、、
>ヨーロッパでは「陰謀論」めいた噂・・・とされていますが、いやいや何度もいいますが、「陰謀論」=「ほぼ真実」ですから。

まぁその陰謀論も色々あって、あまりに奇想天外な話にまで行って「陰謀論」がただの「妄想論」になってしまっている場合もあるようですが。ま、それはそれ。

いずれにしても、メディアで一般的に流されていることと、裏事情通の方々の話を比べて見ても、圧倒的に陰謀論者のほうに説得力及び整合性があります。

とにかく、私はこの「国境なき医師団」が「誤爆された(攻撃された)」ということで殺戮対象とされて消されたことに怒り心頭です。なるべく冷静にと思っていますが、もうかなりやりきれない思いです。だからこそ、深刻になりすぎないよう、軽めに言おうと思いますが、

医師団がジェネリック薬のことでTPPに強く反対をしていた。というこの記事を読んで、もう悔しくて涙が・・。

「医師団は人の命を救う」ために当然のことを主張し、ずっとやり続けていた世界の宝ともいうべき人々。そんな大切な人の命を、どうしてそんな簡単に殺傷するのか!?
「誤爆でした。すみません」(謝罪でおわりかよ!)

こんなんで許されていいのか?
米は今までもずっとずっとそうだった。

日本でもあったけれど、どこであっても自分たちに反逆するもの、邪魔な主張をする人々には容赦なく自国であろうと他国であろうと、事故や自殺に見せかけて消す。
どうしてこんなことが世界でいつまでも許されているんでしょうか?
どうしてこんな世界なんでしょうね?

米の産業でもあるハリウッド映画では、見ていると分かると思いますが、とにかく物量できます。そしてやたらと武器やら弾薬やら、とにかく破壊兵器が大量に出てきて「ドカンドカン!ババババババ!ドカーン!」とか、耳が痛いほどやりまくります。とにかく破壊、破壊、攻撃、攻撃。

これが米の嗜好というか本質なのでしょう。

これもいわゆる「洗脳」です。
私達の脳を破壊(兵器)に慣れさせるための。

そんな娯楽までもが支配者たちからの洗脳に使われているという世界。
正しく人々を救おうとする人間がどんどん消されていき、人々を搾取し世界を破壊しつづける人間がのさばり続ける世界。

甚だ疑問というか、もういやになる、こんな世界。
暴力と嘘と欺瞞と堕落と嫉妬や妬みや、悲しみと怒りに溢れた世界。

もう本当にとことん限界やね

世界中のあちこちに「世界の警察」などと言いながら誰も頼んでないのに、勝手に出かけていって土足で踏み込み、民衆を蹴散らして紛争を起こし、町を破壊し一般の人々を攻撃、事実上の侵略戦争をやりまくってきた国=米(ネオコン)。苦笑

わざわざその米ネオコンと一緒になって世界を暴力的な恐怖のどん底に貶めてきたネタニヤフ(イスラエル)ともなにやら武器の同盟を結んだ日本。これが何を意味するか?わかりますよね?

積極的平和とは、攻撃されるまえにやれ!という先制攻撃のことですが、今回、こういった「誤爆」のフリしてこんな恐ろしいことも命令されたらやらされるのでしょうか。日本の・・・も・・?

蒸し返しますが、日本に原爆を落とした時だって、どんな詭弁を言っても2度も落とす必要はないのに、2種類の違った種類の原爆を落として、「これ以上戦争による被害者を出さないため」と言いながら、初期爆撃で20万人、後の後遺障害等で亡くなった人を含めると60万人とも言われる死者を出しながら。

「私たちがやった事は正しかった!原爆を落としたのは戦争を止めさせるため。これ以上被害者を出さないため。それにそれを言うならあなた方日本は中国にたいして何をやってきましたか?」

と今だに言い切る。畏れ入り屋の米宗主国様でございます。素晴らしいですね。
その後、圧倒的暴力にやられて属国奴隷国家とならざるを得ず、人々は未だに暴力的支配にやられたまま、上様幻想から抜けられず、メディア戦略も手伝って、米は素晴らしい国。カッコイイ強い国だと刷り込まれたままでいる人もいるんでしょう。そしてロシアのプーチンさんが恐ろしい人だと思い込まされているんでしょう。


江戸時代の話で、天候に恵まれずコメが不作だった時に、お百姓さんが殿様に「年貢を負けてもらえるよう直訴してくる」といって出かけた。その妻は「お殿様に直訴するなんてダメだよ!どんな目に合わせられるか判らないから止めておくれ!」と止めたけれど、お百姓さんはそれでも、「ダメ元で行く」と言い張った。「もし俺が返ってこなかったらその時は・・・」と言い、出かけて行った。

数日経過したが、旦那が返ってこないため、探しに出かけた妻が見たのは・・。
道端の一本の木の棒に頭だけが串刺しになって野ざらしになっている変わり果てて旦那の頭だった。

という話を読んだことがある。

この時にも激しく疑問を持ったものだ。

「年貢を収めよといって、農民から搾取、要するに貰ってる方の(たかっている)」側の人間が、なぜ?威張っているのか?という・・・。汗水たらして作った作物を自分たちが食べるのは当然だけれど、それを年貢として収めることを義務化し、天候に恵まれず、思うように作物が出来なかったので少し年貢を少なくしてほしいという事をいいにいっただけなのに、斬首して殺される・・なんておかしくないか?

おかしいでしょう。
殿様だ何だって言っても、結局昔も今もそうだけど、ただの破壊暴力じじいでしょ。力が強くて沢山の人を殺して暴力で圧倒して威張ってるだけ。という・・そんな奴らが上に立って人々を奴隷化して搾取して寄生生活をしつづける世界。

まさしく悪魔的世界とはこのこと。

と、色々と浮かんできて話がまたしてもそれてしまいました。

とにかく、日本は宗主国様の奴隷国家として支配洗脳されてきたわけです。
そして、同じく奴隷国家属国となっている韓国にも、日本とは奴隷民同士が仲良く共同して反逆してこないように、お互いに敵対心を持たせるようなプロパガンダや教育を徹底してやってきた。=大成功!

すごい、すごいよやっぱり亜米利加!亜米利加万歳!
こ、これからもついていきます!ご主人さま~!!
ってかんじですか?苦笑w


ところでこのプーチンさんの記者会見は必見です!

■プーチンの記者会見 アメリカの現状を非難。(日本語字幕付き)


表現は相手の尊厳や立場をかなり考えて言っているのがわかりますが、指摘していることはものすごく真実であり的確です。

会見といえば、最近の某国の「輝かしい未来のために!国民総活躍出来る社会を・・」という、言葉だけのからきし「中見無し」のいつもの舌足らずな会見をテレビで見た時、突然、耳鳴りがして具合が悪くなって寝込んでしまいました。苦笑 
落差ありすぎ・・