チェンソーに限った話ではないのですが、
「仕事」の時に一番仕事にならないのが
現場で道具や機械、重機のエンジンがかからない事。
 
あってはならない事ですが、
たまにやってしまいます。。。
今回の場合は、長期保管後のSTIHL M-Tronic仕様チェンソーを
始動確認をせず現場に持ち込んでしまいました。
同じバーの長さのサブチェンソーをいつも積載しているので
かからなくてもまあいいかという甘えがあったんです。
で、本当にエンジンがかからない。
 
 
体力勝負の仕事なのに、
チェンソーのエンジンをかけるのに
たった数分で半日分位の体力を使ってしまいました。
 
今までバイクでもチェンソーでも
エンジンがかからない時は、そのクセや
コツを理解してなんとかエンジンをかけらていたのですが、
結論から言うとM-Tronicにはクセもコツもありません。
 
ただ、やるべき事をやらなくてはいけない。
知らないとエンジンをかけられないんです。
パソコンがコンセントをささないと起動しないように、
燃料を抜き取った長期保管後の
M-Tronic仕様チェンソーは、手順通りの作業をしないと
初爆さえしてくれません。
 
私の経験だけで、結論付けるのは危険ですが
長期保管後のSTIHL M-Tronic仕様チェンソーのエンジンがかからないのは
「かぶり」とは全く逆の現象、
つまり燃料がキャブレターに送られていないだけです。
プラグを確認すれば一目瞭然なのですが
私のM-Tronic仕様チェンソーにはプライマリーポンプがない。
 
昔からの経験や感覚だけで考えると、
スターターロープをひたすら引いたり
チョークを閉じたり開けたり
始動位置を変えたり
アクセルをあおったりするわけなのですが、
余計な事をしても一切エンジンがかかる気配はなし。
 
ガソリンを抜いてある、長期保管後M-Tronic仕様チェンソーの
エンジンをかける場合は
現場で私の二の舞にならないためにも
覚えておいてください。
スイッチを始動位置にします(▲マーク)
数回スターターを引きます。
15分ほど放っておきます。
デコンプスイッチを押してスターターを引き始動。
 
私はこれでエンジンがかかりました。
 
ここからは私の勝手な解釈です。
実は、上記作業、
デコンプスイッチを押して
スターターを軽い状態で引いて
15分放置しても全くエンジンがかかりませんでした。
デコンプスイッチを押さないで重いスターターロープを引いてから
15分ほどして再始動を試みると、あっけなくエンジンがかかりました。
たまたまかもしれませんが、
燃料の供給に負圧を利用していると仮定すると
デコンプで圧縮が逃げては、燃料の吸出し効果が
薄れるのでは?
と勝手に想像しているのですが
間違っていたらごめんなさい。
理屈はともかく、この方法で長期保管後の
M-Tronic仕様チェンソーはエンジンがかかります。
 
かぶりではなく
燃料が送られていない
という事を頭に入れておいてください。
無駄な体力を消耗せずにすみます。
 
嫁さんのアイデア
 
家庭用品の
ドレッシング入れ?
はちみつ入れ?
 
こがるクラスのチェンソーだと
このくらいが使いやすいし
注入もしやすいし
垂れないし
汚れない。
 
今まで、私がチェンオイルを入れていたんだけれど
これにしてから
女性陣が自分で勝手にやってくれるようになりました。
 
ボトルが横になると
なぜかオイルが漏れてくるので
残念なアイデアとなってしました。
使いやすかったんだけどな、、、
 
明日も高所でのチェンソー作業ですが、
安全に気を付けて
自分たちのペースで仕事をしてきます。