龍の毎週つまみ読み 書評

龍の毎週つまみ読み 書評

一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

芥川賞受賞を人生の目標にしています。でも、小説はまだ一本も書いていません。仕事は小説家ではなく専門職。その分野での書籍は何冊か出版されています。
訓練??いやいやにひひ真面目に毎週一冊ずつ書評を書いていきます。気軽に読んでみてくださいね!!

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久しぶりの休日。

午後はジムへ。

2㎏増量(汗)

今日の一冊。


「儲かる会社」の財務諸表 48の実例で身につく経営力・会計力 (光文社新書)/光文社

¥929
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財務諸表の読み方を比較的簡単に、教えてくれる本。

各種業界を代表する企業の実際の財務諸表を基に、その会社や業界がどのような状況になっているかを数字面から解説しています。財務諸表の話はもちろん、そこから読み取れるこれからの戦略なども紹介されており、読み物としてもおもしろいです。

財務諸表の解説は、従来通りのものもありますが、「比例縮尺財務諸表」というのが新しいです。
これは、要約版の財務諸表である貸借対照表と損益計算書をその金額の大きさを面積で表現したもので、ライバル企業のそれを並べるとその会社の特徴が読み取れます。

PLとBSの大きさの比較もでき、その会社がどのような収益構造になっているか、リスくはあるのかなどビジュアルで理解できます。

著者は財務諸表だけでなく、各個別企業の経営や歴史もよく調査しているので、経営という側面からも考察していくことができます。

誰もが知っている上場企業でも、これを読むとその会社の将来に「?」が付くところもいくつか見えてきます。

財務に関係ないビジネスマンにもおすすめの一冊。

龍.

節税が分かれば、会社は簡単に潰れない (光文社新書)/光文社

¥価格不明
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今日は仕事でした。

というか毎日です。

次の休みは20日。

今日の一冊。


世界史の極意 (NHK出版新書 451)/NHK出版

¥842
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文筆家という肩書だけあって、たくさんの本を出版している佐藤優氏。

その頭の良さと、人を引き込む文章力はかなりのものです。

本書は、世界史を通して現代の世界がどうしてこのような形になったかを教えてくれるものです。

歴史の内容としては、世界史を専門にしている人からみれば初歩のお話ばかりだと思いますが、「現代とのつながり」をキーワードとして書かれていることが特徴的です。

くわえて圧倒的な文章力ですらすらと読めてしまいます。

すらすら読めるため頭に残らないというデメリットもありますが、息抜きに読むには良い本です。

龍.




知れば知るほど得する税金の本 (知的生きかた文庫)/三笠書房

¥756
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本日も業務。

これからは出版企画の見直し。

仕事漬けなので、好きな歴史小説。

今日の一冊。

決戦!関ヶ原/講談社

¥1,728
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決戦!シリーズ。

本能寺に続いては関ケ原。

7編が収録されています。関ケ原というと、「裏切り」というドラマチックな展開があり作品の題材としては使いつくされた感があります。本書の中にも、従来からあるストーリー展開のものがいくつかあります。

その中でも個人的に好きなのは、冲方丁の小早川秀秋の目線を通して描かれた関ケ原。従来からある優柔不断な秀秋像を一変させるストーリーは意外性もあり、ひきつけられます。

ある程度、歴史小説を読んでいる人なら必ず関ケ原を題材にしたものは読んでいるはずなので、作者たちも苦労して書いたと思われます。にも関わらず楽しませてくれる作品が多いです。

時間がない時にすっと読める歴史短編は貴重です。

龍.


知れば知るほど得する税金の本 (知的生きかた文庫)/三笠書房

¥756
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