AIPPI JAPANのセミナーです。

 

イギリスのEU離脱、Brexitが欧州単一特許と統一裁判所に与える影響の講義です。

 

大変興味深い内容と思います。

 

http://www.aippi.or.jp/seminar/view/3488

「欧州単一特許(Unitary Patent)・欧州統一特許裁判所(Unified Patent Court)の最近の動向とBrexitが欧州の特許・商標・意匠に与える影響について」

 

英国のEU離脱を受けて、欧州で進められていた新しい特許制度である欧州単一特許(Unitary Patent:UP)並びに新しい特許裁判所制度である欧州統一特許裁判所(Unified Patent Court:UPC)についての先行きが注目を集めておりましたが、昨年11月末に英国がUPCへの批准を表明し、具体的な動きが見え始めております。

当協会では、英国DolleymoresよりJohn Kensett氏(欧州弁理士、英国弁理士)及びRupert Knights氏(欧州弁理士、英国弁理士)をお迎えして、標記テーマに関する最新情報とそれぞれについての対応についてお伝えする予定です。


講演内容につきましては以下の項目を予定しております。


1.欧州単一効特許(UP)と欧州統一特許裁判所(UPC)はどのように運用されるか-最新の動向

  

講師:Rupert Knights氏

【講演内容】

a)UPの運用、EPCに基づく既存の欧州特許制度とどのように適合させるか、費用の目安、UPを使用するメリット・デメリット、どのような時に使用する価値があるか等について説明します。

b) UPCの運用、組織、部門の種類と所在地、欧州の既存の裁判所制度とどのように適合させるか、使用できるのはどのような状況の時か、オプトアウトの可能性等について説明します。

c) UP及びUPCはいつ発効するか、また、Brexitが影響しているかについて説明します。

 

2.英国のEU離脱(Brexit)が欧州の特許・商標・意匠に与える影響

  

講師:John Kensett氏

 【講演内容】

a) 知的財産の欧州における現在の位置付けと、EUと欧州各国内(例:英国)の制度間の重複に関する概説(EUと英国の商標・意匠制度の比較等を含む)。

b) Brexitとは? いつ何が起きるのか。知財に与える影響についての未知の部分。

c) EPCはEUの制度ではないため、EPCに基づく欧州特許には影響はないが、UPとUPCにはどのような影響が考えられるか。

d) 欧州連合知的財産庁(EUIPO(元OHIM))で登録したEU商標・意匠はどうなるか。英国における効力は存続するか。

e) Brexitへの対応や知財に与える影響、例えば、別個に英国出願を行うことの是非や費用の比較などについても助言させていただきます。

 

※当協会は、弁理士会継続研修の認定外部機関として認定を受けています。本セミナーは、外部機関研修として申請しており3.0単位が認められる予定です。ご希望の方には受講証明書を発行致しますので、申込の際、弁理士登録番号を予め事務局までお申し出下さい。なお、弁理士登録番号と登録のお名前に相違がございますと、単位認定手続きが却下されてしまいますのでご確認くださいませ。セミナー終了後、証明書をお渡しします。

 

1.開催日時:平成29年3月9日(木)13:30~17:00

 

2.会場:金沢工業大学大学院 虎の門キャンパス11回 1111講義室
(東京都港区愛宕1-3-4愛宕東洋ビル)
(地図) http://www.kanazawa-it.ac.jp/tokyo/map.htm

 

3.講演者:Dolleymores
John Kensett氏(欧州弁理士、英国弁理士)

Rupert Knights氏(欧州弁理士、英国弁理士)

 

4.使用言語:英語→日本語(逐次通訳)

 

5.受講費:会員5,000円(会員以外の方10,000円)
※お支払い:当日受付にて申し受けます。
※キャンセル:キャンセルの場合は前日までにご連絡ください。
当日のキャンセル及びご連絡がなくご欠席の場合は会費を請求させていただきます。
※代理参加:個人会員の方から代理者を参加させる旨の申し入れがあった場合は、代理者の会員受講費での参加を認めます。参加申込書には参加される方(代理者)の情報をご記入下さい。また、個人会員の方の氏名を参加申し込みフォームの「その他ご要望等」欄にご記入下さい。例)会員○○○○の代理
※金沢工業大学大学院の教員、学生の方々は、上記会員受講費(5,000円)で受講頂けますので、参加申し込みフォームの「その他ご要望等」欄にその旨をご記入下さい。

 

6.定員:70名