INPITのホームページに、営業秘密110番アドバイザーのコラムが掲載されています。

興味深い内容です。

 

高齢になってから転職された方の中には、上から目線で、過去の会社や実績の自慢をする方もいます。

 

アドバイザー、コンサルタントはもちろん、特許事務所もサービス業です。そのような態度では、お客さんから信頼を得ることは難しいと思います。

 

http://www.inpit.go.jp/katsuyo/tradesecret/column.html

フーテン?のアドバイザー

 工業所有権情報・研修館(INPIT)に営業秘密・知財戦略相談窓口(通称:”営業秘密110番”)が、サービスを開始してから、おかげさまで2月で二周年を迎えます。私たちINPIT知的財産戦略アドバイザーは、2015年2月のサービス開始以来、3名体制で全国各地の様々な団体が主催する知財セミナーの講師、電話などによる個別相談対応、および企業様をご訪問しての営業秘密管理体制構築のお手伝いなどを主な業務としています。

キホンは「下から目線」

 私は約二年半前、家電メーカーのサラリーマンから現職に転じました。
 
 そのとき、永年薫陶を受けた会社の大先輩から「新天地ではクチが裂けても『ウチでは…だった』と前職と比較したり、聞かれもしないのに『◯◯電気におりました』などと決して語ってはいけない。それが大人の転職者の嗜みだぞ」と忠告されました。
 
 また、関西淡路大震災後の中小企業復興事業に携わった学生時代の別の先輩からは「人間には『他人の自慢話を聞かされるのは大嫌いだけれど、己の自慢をするのは大好き』という習性がある。会社の相談を受ける仕事は『下から目線』で経営者から本音を引き出すコトに尽きる。アドバイザーが初対面の相手に、真っ先に自分の過去(その手の話は、とかく盛ってしまいがち)を得意気に語るのはタブーだよ」とも言われました。