SRPARTNER Globalは,、日立情報システムズが提供する特許情報のASPサービスです。

日立製作所が提供するコーポレートサーバ型DB ShareResearchの機能を、一部制限したデータベースになります。

http://www.shareresearch-hj.jp/page/products_srpartnerglobal.html


ちなみにShareResearchでは、今年の2月サービス開始予定のBRICsオプションもありますが、SRPARTNERでは、今のところBRICsのサービス予定はないようです。

http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/app/tokkyo/sr/function.html



SRPARTNER Globalのここが○

1.固定料金で、JP/US/EP/PCT/GB/FR/DE/NL/CNの検索が可能。

2.機械翻訳機能を備えており、EPのドイツ語/フランス語公報を英語で検索可能。

3.IPC/FI/Fターム、USPC/ECLAやテキスト全文の検索、近接演算、日本公報の概念検索が可能で、一通りの検索機能は備えている。

4.検索履歴1年間保存される。NRIサイバーパテントデスク2は1日程度で履歴内容が消されてしまうが、1年間残るのは便利。

5.画面インタフェースが日本語で、扱いやすい。

6.公報やリストの一括ダウンロードは、一回で5000件まで可能。


SRPARTNER Globalのここが×

1.固定料金といっても、月額5万円で年間60万円のため、Thomson InnovationやPatBase、TotalPatentといった本格的なDBと比べて、決して安くはない。

2.CNを除いてBRICsの収録国がないなど、コーポレートサーバータイプのShareResearchと比べて見劣りする。

3.ShareResearchにあるマップ連携や英日機械翻訳、コマンド入力といったオプション機能がない。

4.SRPARTNER/MiddleやNormalでは、JPの生死情報フィルタリング機能があるが、GlobalのJPではフィルタリング機能がない。

5.英語の複数形など形変化を、自動で考慮する機能(ステミング)がなく、自分でトランケーション("*"、"?"等)を用いて、指定する必要がある。
6.もっさり遅い動作。


SRPARTNER Globalは、ShareResearchに比べ機能が制限されており、本来のパフォーマンスを発揮できていない部分もありますが、JPと合わせて月5万円で利用できることから、外国特許のエントリーモデル的なDBと思います。


BRICsオプションが用意されれば、このDBも買いだと思います。