【超異種格闘技戦】最終夜 完結
エピローグ
YOUペアとの戦いが終わり、控え室にて二人の帰りを待つ。
程なくして、戦いを終えたたっぴとかぼすが戻ってきた。
開始から5時間以上
ようやく全員が控え室に集まった。
俺が口を開く。
「やるか…!!」
たっぴ × かぼす
vs
んごし × 882
大会前日にたっぴがトークで言い出した。
たっぴ「当日、誰かが落ちる前に同好会内でガチ勝負やろう」
何故かチームを組む事になったたっぴ、かぼす、んごし、882の4人。
特に接点はなかった。
ネタで一番くじを引いたと言う事以外は。
たっぴは大会前に言っていた。
今は利害の一致からチームとなっただけのビジネスパートナー。お前もいずれは決着をつける相手だからな。
その時が今なのだ。
お互い、手の内は知っている。
何が得意で何が不得意か知っている。
この一ヶ月どれだけお互いが成長したのか…
ガチでやってやろう!
当然、部屋主も挑戦者もない。
最初のクエはどっちが貼る?
どう決める?
腕相撲でしょ!!!
バルバレの集会場に集合。
たっぴvsんごし
ファイッ!!
うお~!!んごし押す押す!
なに~!!ここでたっぴ!返す返す!
んごしピンチピンチ!!ピンチ~!
カンカンカ~ン!!
んごし勝利!!(めっちゃ連打した)
この時、深夜のテンションもあってか、全員がケラケラ笑う
ガチ勝負の結果は
一番くじ同好会だけの秘密。
ひとつ言える事は
すごく楽しい最後の戦いだった。
決着の後…
んごし「解散か…」
と、ポツリ。
たっぴ「うん、今日で解散www」
んごし「次は敵かな!?w」
たっぴ「そうかもねwww」
この時は、第二回も一緒に戦いたいって思ってたんだよなぁ。
だから、次回は敵かな?なんて冗談を言ってみた。
そうかもねと笑って返すたっぴも同じ気持ちと思ってた。
翌日、たっぴは引退を宣言。
この時の会話がとても心に残るものとなった。
別れに伴う悲しみは、その人といた期間に比例するものとばかり思っていたが、そうではなかった。
一緒にいた時の濃度なのだ。
たっぴとフレンドになったのは2ヶ月もない。
だが、モンハンでの別れで今までにないほどへこんだ。
超異種格闘技戦の開催宣言からおおよそ1ヶ月。
この期間は俺のモンハン史上、最も灼熱の時であった事は間違いない。
たっぴさん
かぼすさん
882
一緒に戦ってくれてありがとう!
本当に感謝しかない!
こんな面白い事に巻き込んでくれて!
たっぴが最後に、モンハンで一番の思い出は一番くじ同好会内のガチバトルと言ってくれた。
たっぴの最後を飾る事ができて誇りに思う。
最後の記念写真
この後、一番くじ同好会は解散した
だが、俺の定型文の3ページ目、右上
『一番くじ同好会!ファイ☆オー☆』
これは当分消せそうにない