【超異種格闘技戦】最終夜 その⑤
vs
jam × レア 戦
(大剣×ハンマーペア)
【ヌコレンジャイ】
ドーピングの副作用からか、眠気に襲われ始めたんごし…
ま、まずい…
だが、ダメだ。まだ寝てはいけない…
あの約束を果たすまでは…
にゃ~ん…
ん?今、猫の鳴き声しなかったか?
にゃお~ん…
おっ!?なんだなんだ?
猫が二匹部屋に迷い込んできたぞ!?
ダメじゃないか!こんな所に迷い込んできたら!学校の校庭じゃないんだぞ!
まったく!よーしよしよし!
いいこいいこ!ほらこっちおいd…
ゴゴゴゴゴゴ…
な、なんだ!?この猫から放たれる殺気!
まさか!お前!!
ヌコグリーン!!
ヌコホワイト!!
ヌコレンジャイからの刺客か!!
危うく首の骨を折られるところだったぜ…
正直、未知数すぎる奴らだ…
頭を猫縛りしてる時点で余程の達人とお見受けするが…わからん…
まずは一戦目で様子見か…
んごし「さぁ、貼るんだ」
ヌコ「ヒソヒソ…ヒソヒソ…」
んごし(本当、ネタに余念がないな…)
ディアブロス
おっ!ディアブロスか…
実は、こいつらは俺も手持ちで育てたクエで、正直慣れてるぞ!
んごし「MAPは?」
ヌコ「紫、砂の実質2エリアで、初期配置同一エリア2です^ ^」
あっ(察し
どっちかって言うと乙待ちクエでしょ…
これはストレスとの勝負かな…
クエ開始、我々の方は、怒り移行の間に麻痺させ、速攻で極限解除、こやしでエリア移動をさせる。
途中までエリアに別れで戦っていたものの、ヌコグリーンが2乙。
我々の方が最極限化したと同時に合流。
極限×極限で阿鼻叫喚。
攻撃などできるはずもなく、粉塵が飛び交うカオス。
仲良くエリア移動。エリア移動先で、我々の個体が極限解除!こやして、別エリアに
移動しようとした矢先に、先方の個体に突き上げられんごし死亡。引き分け。
この時、副作用の眠気からダークサイドに落ち気味だった俺氏
DSをソファに叩きつける。
こんなの…エリア入らなきゃ勝ちじゃねぇか…!!
引き分けなので、同じクエを貼るのが原則であるが、正直、逃げ回るPSより討伐するPSを競いたい!
らちがあかないから他のにしてくれ!!とワガママを言う。
するとヌコ
『変えようか(ニッコリ)』
ヌ、ヌコなのに…言葉が通じた!
想いが通じた!ありがとうヌコ!
あとでカルカンやるからな!!
次に貼られたクエは
ドスランポス
なんつーか…
スゲー久々に見た!!
流砂エリアを選択したため、溜め中に流されるクソみたいなストレスもあったが
討伐勝利!
2戦連続でちょこまか動きした奴と戦うのはちょっと嫌だったので、こっちが貼ったクエストは
ラージャン
そうだ、お前らの中身だぞ!!
しかしヌコ達、本当にヌコの頭でありながら、モンスにあわせた最低限のスキルはつけてくる。
おふざけと思わせつつ、ガチムチな感じがして、本当に凄いなぁと感心。
結果、討伐勝利!
見よ!これが猫のかぶり物脱いだ奴らの正体だz…もがっ!もがもが…ボキボキッ!
クエ後にヌコグリーンが近づいてきた。
そして、こう言い放った。
んごしさん、大好きよ
ひ、ひ、ひぃえええええええ~~~~!!!
なんて言うのかな?
あの、台所でエプロンして、オタマ持った笑顔の女性が言ってくれる感じじゃなくて
包丁もって、眼に光のない口だけ笑ってるヤンデレ女に言われたような感覚。
とっさに
ふざけんじゃねぇ(憤怒)
漫画ならこの後刺される展開であろう定型を返した。
ヌコレンジャイの皆さん、ワガママ聞いてくれてありがとうね!!
またお会いした時は、ガルルガの頭被って対抗してやりますよ!
副作用の効果も薄まり、眠気の峠を越えた俺は、次なる挑戦者を待つことにした。
そこに現れたのはある持病を持った男であった…