第一秘書かとうが、自分が福島を離れるにあたって

PC不得手で、ドンブリ勘定の私を、

何らかのサポートをして欲しいと、

岡崎市議に依頼して福島から横須賀に戻ってから、

忙しい最中をなにかと私の世話を焼きに来てくれるようになりました。

 

 

岡崎市議は、本当は栃木の人。

震災後、南相馬のために何かしたいと、東京で行っていた事業をたたんで南相馬に移住してきた奇特な方です。

 

 

「入籍しました」

と報告を受けたときも

「お祝要る?」なんて、ぶっちゃけ訊いて

「要らないですよ」

と言う岡崎市議の言葉を、そのままにして数週間過ごしました。

 

 

「本当にお祝い会やらないつもり?」

何かの連絡のついでに確認したときにも、

 

「今、南相馬が大変なときに、自分のお祝い会なんてしている場合じゃないんです」

新郎である岡崎市議がきっぱりと言い放ちました。

 

ふーん。。。。

私は別にいいけどさ。

披露宴って、お世話になっている方へのご挨拶でもあり、嫁への愛情表現だと

私は思うけどね。

 

そう言った私の言葉に反応して、

それではお願いしますということになりました。

 

 

参加者はFBで募り、本当に会費払っても、二人のお祝いに駆けつけたいという方のみで行おうと考えました。

 

第一秘書かとうなら、10分で済む仕事。

私は3時間かかって式次第や参加者名簿を作成。

 

写真だけは撮ったという二人のために、

神の前ではなく、ご参加の皆様の前での人前結婚式を用意。

神父役は、乗ってくれそうな若松味噌店の若旦那さんを起用。

 

 

無事に皆様の前で、生涯の愛を誓いました。

 

 

岡崎市議が、最初躊躇されたように、

南相馬では、自死を選ぶ方が相次いでいます。

震災から六年、皆さん疲弊して、ピークに達しています。

 

 

どうせやるなら、ドーンと派手に!

皆様にはドレスコードをお出ししました。

「とにかく派手に!何も知らずに飲み会だと思って参加する新郎・新婦が一番質素で

初々しい計算」でした。

 

 

前準備には、37カフェを手伝ってくれている安齋さんが、レイを求めて

南相馬の百均ショップのを買占め、

それでも足りないので、私が横須賀へ出向いた時と、相馬で求めて買い揃えたり・・・

 

 

花嫁を少しでも華やかに見せるために

ワタナベが、カチューシャにお花を着けて内職作業。

 

 

直前に参加者が増えて、名簿に名前をシール貼り作業も、

仕事そっちのけで、スタッフたちが手伝ってくれました。

 

 

皆様から、たくさんのお力添えをいただいて、その日がきました。

お客様より先に、新郎・新婦が到着してしまったので、

ちょっと奥に引っ込んでて・・・とゴクセンの容赦ない言葉。

皆様をお迎えする前、お二人はちょっと緊張気味でした。

 

いつもながら、ご配慮のある中尾先生からのお花が各テーブルを飾りました。

中尾先生、いつもありがとうございます。

会費では、お花までお金が回らずで、本当に花を添えて頂き助かりました。

 

写真だけの結婚式も展示されました。

 

 

とりあえず、ケーキカットの二人の共同作業も、取り入れました。

ケーキは安齋さんにお願いして、手配していただきました。

 

 

会費の中から、二人へ有志一同としてペアカップを贈呈。

ワタナベもノリノリで参加してくれました。

意外な一面だったと思います。

 

このペアカップを購入した日、私は一つの決断を迫られた日で

心の中は乱れに乱れており、

冷静な判断力がなかったかも・・・

そのま教室に帰ることが出来ず、夜の街を彷徨いました・・・・

 

 

 

皆様に、ド派手かコスプレか仮装を要求していたので私たちが地味な装いでは許されまい。。。

実は、うちの佐藤とワタナベと私の3人で、キャバレーのホステスに扮するべく

ロングドレスを発注していたのでしたが、

当日まで間に合わないと連絡があり、ホステス役は断念。

急遽、私は「売れない演歌歌手」に扮し

前日の真夜中に、和箪笥から着物を取り出す有様。

 

司会をしてくれたベテランママの会の佐藤は、地方のアナウンサーもどき。

 

私の趣旨がよくわかってくれたお二方。

ヨシユキ先生のチャイナ美女と、おんちゃんの武者もどきがなかったら

ただの飲み会になるところでした。

男気出して、扮してくれてありがとう!

 

もっと派手にして来れば良かった!!と後悔する声が沢山聞こえました!

 

 

 

そうそう。

このノリを待っていた!!

 

なっぽが参加表明してくれたので、急遽決まったお歌とダンスのショータイム。

まさやの女装もウケました!

まさや、よくやった!!!エライ。

 

 

最初とは打って変わってこの笑顔!♥

 

 

もう一組の高橋慶・チャタご夫妻にも、遅ればせながらのサプライズの花束贈呈。

 

ヨシユキ先生に乾杯のご発声をお願いしたとき

国王の高橋にさせるべきじゃないのか?と辞退の声が上がったのですが、

私の中では、サプライズをすることを決めていたので、

乾杯はヨシユキ先生で!とお願いしました。

 

 

花道で退場するとき、

参加者からレイを掛けてもらって、もう幸せで前が見えない感じです。

皆様の友情・愛情をいっぱい感じた披露宴だったのではないでしょうか?

 

ご結婚おめでとう。

 

 

翌日も、何人もの方から、

本当に楽しい結婚披露宴でした。

あんな楽しい披露宴初めてでした。

思い返しても、心が温かくなるパーティーでした。

 

と、楽しかった感想が届いています。

 

今後とも、二人にご指導をどうぞよろしくお願いいたします。