風呂敷「包む」「結ぶ」♪ベストセラー作家片山恭一先生の風呂敷についての文章が素敵すぎて嬉しすぎる | 風呂敷研究家 つつみ純子の和文化研究所 

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風呂敷文化研究家・和文化コンシェルジュのつつみ純子です。風呂敷を通して、日本文化と日本人の知恵をお伝えします。風呂敷講座の他、日本文化や和にまつわるセミナーも開催しております。

最近、風呂敷の記事をよく目にします。
 
どの記事も嬉しいのですが、
こちらの記事は内容も嬉しい上に
読み物としても大変素晴らしく、
何度も読みかえしてしまいました。
 
日刊工業新聞に作家の片山恭一さんが
書いておられる「デザインのチカラ」の
『風呂敷「包む」「結ぶ」』です。
  レジ袋が有料化され、風呂敷が見直されているらしい。アマゾンなどでもいろんな種類のものが売られている。「風呂敷バッグ」などというお手軽なものも人気商品になっているようだ。でも、せっかくなら「包む」「結ぶ」という日本の伝統的な文化を、生活の中に少しでも取り戻したいものだ。

ぼくたちが子どものころ、大人たちは日常的に風呂敷を使っていた。公務員だった父は、仕事関係の書類などを風呂敷に包んで持ち帰った。祖母たちは贈答品を持参する際に、かならず風呂敷に包んで先方のお宅を訪問した。玄関先で風呂敷を解いて、「つまらないものですが」と言って品物を差し出す。そうした作法は、子ども心にも美しいものに思えた。

日本人が風呂敷を携帯しなくなって、どのくらいになるのだろう。いま述べたような情景は、もう半世紀ほども前のものだ。1970年代には、すでにカバンが主流になっていた気がする。ぼくも風呂敷はほとんど使ったことがない。

しかし考えて見れば、シンプルさと多機能性という点で、風呂敷は非常にすぐれたものである。形状的には正方形の布切れにすぎない。これでなんでも包めてしまう。子どものころは夏や秋の祭りに客を招くと、手土産に清酒の一升瓶を風呂敷に包んで持ってくる人がいたものだ。あるいはスイカのような球状でかさばるものでもきちんと包めてしまう。目的を果たした後は、小さくたたんで背広のポケットにでも入れておけばいい。

その風呂敷が、レジ袋の有料化がきっかけで見直されているというのはうれしいことだ。これ以上のエコバッグは、ちょっと思いつかないしね。とはいえ、肉や魚などの生鮮食料品を包むのには適さない。スーパーに持っていくのは、やはりトートバッグなどのほうがいいだろう。

では、本屋はどうだろう? 店員が「袋にお入れしますか?」と言うのを「いえ、結構です」と断って、おもむろに風呂敷を取り出す。そして支払いを済ませたアポリネールの詩集なんぞを包むのである。風呂敷を抱えて店を出ながら、「ミラボー橋の下をセーヌは流れる、われらの愛も。時は行き、鐘は鳴る。日は去り、わたしは残る」なんていうのを、一度やってみたいと思っている。

贈答の風呂敷使いの美しさや、
何でも包め運べる上に、
小さくたためて持ち帰れる
シンプルさと多様さを誉め、
風呂敷が最高のエコバッグと
書いてくださっています。
 
自らの記憶にある風呂敷の記憶を
思い出から鮮やかに取り出して、
素晴らしい文章にしてくださったのは、
片山恭一さんという作家さん。
 
あれ?もしかしてこの方、
セカチューの原作者である
片山恭一先生ではないかしら?
 
調べてみるとやっぱりそうでした!
 
さすがはベストセラー作家さんです。
片山恭一先生の腕にかかると、
風呂敷の来し方は実に懐かしく優しく、
ありありと情景が浮かんでくる、
ひとつの物語になっています。
 
片山恭一先生、
ご自身の風呂敷の思い出を
こんなに美しい文章にしてくださり、
本当に有難うございます!
風呂敷に代わって感謝します♪
 
もし、本屋さんで本を風呂敷で
包んでみたいと思われたら、
二冊ご購入いただいて、是非、
男性が持つと特にカッコいい、
ブック包みをご体験くださいね
「ふふふふろしき~ブック包み」

素敵な記事に一つ情報を
追加させて頂けるなら、
現在では生鮮食品を包むのにも、
いい素材の風呂敷が出来ています。
 
撥水加工をした風呂敷なら、
水を弾く素材なので、
生鮮食品も大丈夫です♪
もし、汚れや水分がついても、
さっと拭けば大丈夫なんですよ♪
 

拙ふろしきぶる風呂敷超撥水バージョン

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