土曜日は食育文化ブログ♪ 粽 ♪ | 風呂敷研究家 つつみ純子の和文化研究所 

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風呂敷文化研究家・和文化コンシェルジュのつつみ純子です。風呂敷を通して、日本文化と日本人の知恵をお伝えします。風呂敷講座の他、日本文化や和にまつわるセミナーも開催しております。

五月五日端午の節供、日本ではこどもの日として

柏餅とセットでおなじみの粽( ちまき )ふろしきスタイル ♪ 楽しく小粋に風呂敷レッスン-100415_1426~0001.jpg


もち米、米粉などで作った餅を笹などの葉で巻いて

蒸したり茹でたりしていただくもの。

中国から日本には平安時代に伝わりました。

楚の詩人、屈原が入水自殺した時、

彼を悲しんだ人々が、筒に米を入れて

川に投げ入れたという言い伝えがあり、

それが五月五日であり、筒は笹に、

米は餅に変化していったようです。

なぜ笹に、というのは、米や餅を投げ入れると、

龍が食べてしまうので、その匂いを龍が嫌うから、

笹で巻くようになったというのです。

多分、この時期は急に暑くなったりして、

昔から病気になりやすく亡くなる人も多かったそう。

そのため、五月は毒月とも呼び、

厄除けや毒除けをする意味もあって、

菖蒲やよもぎを門や入り口に刺し、

笹で巻いた粽を食べ、ということではないでしょうか?

昔の人の生きるための知恵、すごいなあ。