今晩泊まる「ラ パレスホテル」に荷物を置き、付近のレンタサイクルを調達。ヨーヨーカードを登録すれば借りられるはずだが、カードをセットし電話番号を登録するだけなのに、なぜかうまく作動しない。妻の助けを借りてなんとか調達すると、車道を30分ほどひたすら北上する。
車が少ないため自然にスピードは上がり、9月の気温が体力を奪っていく。ペットボトルの水がガンガン減っていく中、到着した広場で見たかったものが、数キロ先の中国沿岸、アモイの夜景。
日本に住んでいると国境を意識することがあまり無く、「こっから先は外国」という体験は皆無。2年前にロシア・ハバロフスクに行ったとき、凍り付いたアムール川を挟み「川を越えたら中国だよな~」ということがあったが、それでも結構距離があった。だがここでは、ビルの夜景が綺麗に見えるほど近く、泳ぎが得意ならほんのちょっとで中国に行けてしまいそうな(命の保障はないが)非日常感にドキドキ。
妻とじっくり夜景を楽しみたかったが、台湾の9月中旬は蒸し暑く、これ以上いると体力を奪われるだけ。体力がある内に次の目的地「莒光楼」へ向かう。自転車で20分ほど走り到着したが、ここでヨーヨーカード紛失に気づく。ホテル前でレンタサイクル操作に戸惑い、やっとレンタルできた解放感から、セットしていたカードがそのまま置き去りに。妻がたまたま撮影していたが(画像下段の中心あたりにある、赤や青のカラフルなカード)、
入っていたのに!!
とはいえ、今から探しに行くのも距離があるので、とりあえず莒光楼を楽しむことにする。
中国共産党軍に勝利し台湾を守った「古寧島戦役」を記念した建物で、展示品や説明などほとんど中国語で分からないが、なんとなく「俺たち勝ったぜえ!」と勇ましく誇っているのは分かる。その説明の中で、あの「根本博」の名前を発見し、日本人に頼ったことを隠さない台湾の人々の奥ゆかしさに感動。ベランダに出て再度、対岸の中国を眺めたら、自転車を返却したため歩いてホテルへ戻るが、
なんで俺はこんな所を歩いている?
途中で晩飯を食べようと、熟睡する犬を横目に飲食店を探すが、離島の田舎でどの店も店じまいが早い。金門島の名物を食べたいのだが、こうなるとそんなことは言ってられない。本来なら行列など店の雰囲気で探すのだが、そんな行列はどこにもない。困っていたところで店から家族連れっぽいお父さんが出てきたため、「この店は美味しいですか?」という意味で「好吃?」と聞いたら、親指を上に上げて「好吃!」と自信満々の笑み。まあ、店から出てきて「不味かった」とは言えないだろうが、そういう突発的リサーチに頼るぐらい、開いている店がないのだから仕方ない。
我々夫婦の胃袋は、お父さんの判断に預けた!
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