王宮を出た後は聖イジー教会へ。広場を挟んで、聖ヴィート大聖堂のお隣。最初は920年に木造で建てられ、火災で焼失したのち、1142年に石造りに。修道院も併設されています。
美しいロマネスク様式の教会ですけど、このファサードは17世紀に加えられたバロック様式。町の中にあったら「あ、古い建物だ」と嬉しくなるかもしれない。でもプラハ城という古いものだらけの環境で見ると、このデザインってあんまり好みじゃないと気づいてしまう。なんかペタッとしてるよね…。積み木みたい。
でも中は私好みでしたわ! やっぱりどっしりした石の世界がいい!
もっと後期になるとアーチを交差させて天井の重みを受ける技術ができるのですけど、この教会が建てられた当時は壁で天井を支える方法しかなかったので、壁が分厚くなるんだって。うっとりだわ。
この華麗な階段は18世紀に付け加えられたバロック時代のものです。重厚な石の壁と繊細な曲線の組み合わせ、素晴らしい。この階段は聖歌隊席に続きます。この教会は音響がいいので、よくコンサートに使われるんだって。私もここでグレゴリオ聖歌とか聞いてみたい。
奥に見える聖リュドミラ礼拝堂にはロマネスク時代の壁画がきれいに残っています。
色がひどい… 画像が荒いし…
聖イジー教会の中にはクリプトもあって、プシェミスル王家の人々が埋葬されています。聖ヴィート大聖堂ができるまでは、ここが王族の埋葬場所だったそうです。
聖イジーとは聖ゲオルギウスなのでして、だから龍と戦う聖イジーの彫刻が。
豪華絢爛な聖ヴィート大聖堂も素晴らしいけど、私は断然この聖イジー教会の方が好きだなあ。
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