こんばんは、本日もお付き合いのある会社から新規顧問先を御紹介していただきました。


明日は仲間税理士からの依頼である会社に行き、決算を2件引き受ける予定です。


今月も上記2件を含め、最低5件は法人決算申告を引き受ける予定です。


開業した2年前はこの時期ようやく1,2件の顧問先様にめぐり合えたのがやっとだったはずなのに。


もちろん自慢話がしたくてブログを書いたのではなくてこれからの方々にとっても少しでもお役に立てていただきたいと思ったからです。


約2年前の自分は明確な理由をもって開業したのではなくて開業せざるを得なかったのです。

わかりやすく言えば勤務していた会計事務所を継ぎたくなかったからです。

継ぐぐらいなら自分でやった方がいいと思ったからです。


でもやはりこの不景気の中、世の中甘くありませんでした。

半年近くは仕事がありませんでした。この時期、朝起きた時心臓がよくドキドキしていました。

その当時のニュースにあった「派遣村」に自分も近々行くのかとも思いました。


それでも勤務時代と比べて心構えというか考え・信念が変わりました。

勤務時代は丸40歳違う師匠とよくケンカして「何故前の担当者と同じ仕事をしてこんな安い給料なんだ。」

「資格を取ったのは自分のためであって事務所のためではない、だからどこで登録しようが、こっちの勝手だ。」

「自分含めだれも継ぐ気はないから事務所解体を考えて動いてくれ。」など師弟関係を超えたひどい主張をしたりしました。

こっちも散々ひどいことを言われてきた反動で資格取ってからさらにエスカレートしていった気がします。

ただこの時期は「師匠の事務所の看板」「昔からの付き合いの顧問先様」となかばルートセールスの中で主張していたんだと思います。


ただ言えるのは上記2点の目先利益だけを見て安易に継承したりしていてもすぐダメになってそれを支えている銀行借入金や従業員の問題を抱えてもしかしたら税理士の寿命を縮めてしまうのではないかという不安は感じていました。


それを考えたら開業から半年間の不安や苦労は比でなかったし、「堕ちるところまで堕ちたから後はあがればいい」と気が楽になりました。

今の顧問先様はじめ相談できる先輩、仲間、友人にも恵まれていたからここまでこれたんだと信じています。

変な話、自分の生活利益ばかりを追求して師匠はおろか先輩、仲間、友人税理士の顧問先様に目をつけて奪い取るようなことをあからさまにしたら人間関係が終わるどころか業界からどういう仕打ちを受けていたか計りしれません。


「自分がされて嫌なことは絶対しない。自分がされていいことは積極的にして行こう。」という考え・信念が勤務時代より強まったからここまでこれた気がします。


開業3年目に入った今年までである程度は予想していたものの複数名の70歳前後の重鎮先生からそれとなくは引継依頼を受けたことがあります。具体的なのれん代まではいきませんでしたが。

やはり今でも安易に継承する気はありませんが、なんでもない支部や本会での活動を通して人間関係を考えて依頼引き受けも検討していく柔軟さは出てきました。

しかし今でもこちら側にもそれ相応の覚悟が必要な気がしますが。


「喜怒哀楽」「目先だけの利益」ばかりを商売に持ち込まず、「自分がされて嫌なことは絶対しない。自分がされていいことは積極的にして行こう。」という考え・信念を信じて精進していきます!







皆様のクリックが励みになります!!!

    ↓↓↓

にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ


http://nittax109707.jp/