阪神淡路大震災がテーマの舞台。
昨年の神戸公演から1年、
再演として今年は東京公演も追加されました。
主演はいしだ壱成くん。
神戸公演ではなんとお父様の石田純一さんと1夜限りの初共演!
親子初共演として話題にもなり
新聞やテレビにも取り上げられました。
私は今回その親子初共演の日は行けなかったのですが、
5/19(金)の神戸と6/4(日)東京の千秋楽を観劇。
※神戸は開港150年とのことで、
松方ホールではこのチラシも配布されていました。
震災、別れ、死など重いテーマなのに、
日替わりでスペシャルゲストを取り入れたり、
牛乳屋さんの演技が段々アドリブ化していき面白くなっていたり、
ご当地ネタを取り入れたり、
悲しいシーンだけにとどまらせていなかったのが良かったです。
実際、震災を経験された方々が出演されていたので、
リアルな心情も伝わりました。
その中でも主演のいしだ壱成くんの演技力には圧倒されました!
前回に引き続き、
時を操るカイロス役。
指をパチンと鳴らすと時が止まるシーン。
そのポージングひとつで
現実と非現実の空気感を変えてしまう。
切なさ、強さ、悲しさなど、
心の迷いをその一瞬で感じられる演技力の振り幅!
音楽と照明の使い方でより一層伝わりました。
そういう中でも、
普通にいしだ壱成くんご本人になるシーンがあります。
神戸で見たスペシャルゲスト
山口良一さんの
「あれ?壱成くんだよね?」
と壱成くんが素になる引き出し方も自然で上手でした。
千秋楽では元宝塚歌劇団月組の
都布良ひとみさんがゲスト。
この方も震災を経験されたそうです。
「あれ?いしだ壱成さん?」
と壱成くんの格好良さをファン目線で伝える都布良ひとみさん。
急に現実に引き戻された壱成くん!
照れながら膝から崩れ落ち、
笑いを取るシーンもありました。
ドラマ『未成年』コンビも再び☆
北原雅樹さんとのシーンも含め、
こういうのを散りばめて下さったのも
ファンとしては嬉しかったです。
最初と最後は家族の何気ない会話、
普通の生活
これが幸福の象徴ですね。
死が訪れても
生活が変わっても
前に進むこと。
セリフ以外にもたくさんのメッセージが込められた舞台でした。
スーパーダンガンロンパ2の脚本、演出、
そして今回の舞台まで手掛けた山本タクさん、
そしてそのどちらの舞台にも立たれたいしだ壱成くん、
2か月近くにも及ぶ稽古に励んだキャストの皆様、
本当に本当にお疲れ様でした。
情緒ある神戸の街をたくさん歩き、
神戸開港150年という歴史を知り、
震災から復興までの道のりを知り、
私も神戸が好き!
と思う旅であり舞台でした。
また来年皆様にお会いできますように☆