060303 光の如く放たれた矢は

突き進みその先にあるものへ

空を切り割き風を切り裂き

微塵の迷いもなく射抜きに


悩みを含んで放たれた矢は
無様な弧を晒して地面へ
生き様を映すかのように
命を得て瞬時に死に絶える

どちらの矢も意識の芯で創り変わる

夢に描いた表の舞台へ恥じぬように



060303