本書の著者は多言語学習について研究していて、多言語学習の活動や子供の成長を観察することから見えてきた、人間の言語習得の流れを読み解こうとした内容になっています。
本書から得られた発見を書いてみるよ!
■言語学習は人間に備わった普遍的な能力であり、大人も子供も変わりない
何歳までにやらなきゃとか関係ないってさ!
■減点方式より加点方式がいい
人は誉めることで楽しくなるね。楽しいと続けるし、続けると習得できる。だから自分にも他人にも厳しくしないで、できてないからと減点しない方がいいね。一つ出来た二つ出来たと加点するように人と接すると気持ちいいだろうね!
■日本の義務教育で教えるやり方は文法や単語を覚えて使おうとするやり方だが、人間の言葉はコピーしたものを使うのではなく、その人の中で創造するものであること
確かにコピー&ペーストで文書作るのは無理あるよね。人間の言葉って創造しているって使っていてなかなかわからなかったけれど、子供が不意に知らないはずの言い回しをするのは、言葉を創造しているからなんだって!
■母語を持つ人が二つ目の言語を習得するとき、自分の中で言語の対立関係が生じて考え方や受け入れ方がギクシャクするが、同時に多言語を習得するとき、いろんな言葉を行き来するので細かいこと気にしないで受け入れやすい
これプログラミング言語(コンピューターを動かす命令形式)も同じ!言語にこだわらずたくさん使ったほうが細かいこと気にしない(そんな余裕もない)から、手を動かすこと(多言語学習なら喋ること)をいっぱいすることが一番いい習得方法だと気がつく(SEとして働き出して割と最近実感しました)
■言語習得は人間関係を作ること、喋る友達が必要
(だから今まで喋れなかったのか・・・)
▼目次
・赤ちゃんの方法
・ことばは美しい秩序系
・私自身の体験から
・多言語活動への旅立ち
・韓国語音楽が聴こえる
・“先生”はもういらない
・外国語教育を問い直す
・言語音階が見えてきた
・古代日本は多言語世界
・ことばの世界を創りだす
・創造のふるさとは未来に
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