倉吉博物館では、「トリエンナーレ美術賞」を設けていて、洋画の前田寛治大賞・日本画の菅 楯彦大賞を授与しています。今年は日本画の菅 楯彦大賞の番ですが、参加作家は推薦委員方式で決められます。私も推薦委員でしたが、今回の参加作家34名が決定しました。

 作家と推薦人のリストを見るとかなり有名な作家も入っていますし、私がコレクションしている作家も8名入っていましたし、半分くらいの作家は直接知っています。私が、もう有名なのでいまさら推薦しなくてもいいかなと考えた古澤洋子さん、岩崎絵里さんも入っていましたし、王培さん、忠田愛さんなどの若手もノミネートされていました。推薦委員の半分くらいが画家・先生なので教え子などを推薦しているのも特徴かと思います。

 わたしは推薦にあたりいろいろ考えましたが、他の推薦委員からは出てこない、日本画壇やコンクールになどには無縁で、独自の日本画を展開している池永康晟さんを選びました。

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