優秀な学生ほど

とある教授にお伺いした話。


最近の学生は、優秀な人ほど就活に白けてしまうらしい。
もしくは入社したとしてもすぐに辞めてしまうことが多いらしい。

逆に成績もそこそこだったり、自分のことよりも状況に合わせることができる
学生のほうが就活はうまくいく。


なるほど、優秀な学生ほど気づいてしまうのだろうな。


みんなが同じようにリクルートスーツを着て、
なんだかどこも同じようなブースが並んでいる合同説明会に行き、
これまたどこかで聞いたことがあるような人事担当者の説明を聞き、
蓋を開けてみれば型にハマりやすい学生のほうが採用されやすい。


優秀でイノベーションを起こすことができるよりも、
言われたことを忠実に実行出来る人が欲しい企業がほとんど。


これではたしかに白けるな。


その教授の方曰く、会社を辞めた卒業生がふらっと来ると、
「人生はそんなに甘くない」と説教しようと思っていても、
話を聞いているとまったく卒業生は悪くないことに気づく。

優秀な人ほど、突然会社を辞めてしまうことが多いらしい。
先生は教え子たちが幸せになるのが自分の幸せだろう。
逆に言えば、優秀な教え子たちが退職するのは胸が痛む。



東京仕事百貨はこんな悩みをもっている人にこそ見て欲しいし、
そういう意志ある人を意義ある仕事に繋げていきたい。

そのためにはもっと意義ある仕事を集めなくてはいけないし、
もっといろいろな人に仕事百貨を知ってもらわなければいけない。