イタリア人はエンターテイナー | イタリア・フィレンツェでウェディング・コーディネート 

イタリア・フィレンツェでウェディング・コーディネート 

イタリア、フィレンツェで日本人のカップル向けにフリーランスでウェディング・コーディネーターをしています。
このブログでは私の日常を綴っていきます。

こんにちは。


フィレンツェでウェディングコーディネーター&フォトグラファーの桃子です。


 


 


先日家族でサーカスを観に行ってきました。


 


サーカスは実はあまり得意じゃないんですが、


ピエロがどうも苦手なのと、動物を使った昔よくあったタイプのサーカスはちょっと。。。


それにどうもあの雰囲気が、なんとなくもの悲しいような、寂しいような。。。


 


今回のサーカスは動物は主演しないということと、


シルク・ド・ソレイユやモンテカルロ・サーカスのアーティストが出演するということで


サーカスというよりはよりエンターテイメント性の強いショート聞いて


行ってみることにしました。


 


サーカス自体は、うーんアーティストの技術的には期待していたほどではなかったかな。


でもショーとしては、音響もライティング効果も素晴らしかったです。


 


 


 


私が今回びっくりしたのが、サーカス自体ではなくって、


ただ観客として来ていたイタリア人。


 


サーカスでの定番、道化師が観客の中の何名かを舞台に招いて


面白いことをして笑わせるっていうのありますよね、あれ。


 


舞台近くにいた3名が選ばれて舞台に立ったのですが、


その人たちがみんなエンターテイナー!


 


観客ですから、もちろん事前に打ち合わせをしていたわけでもなく


何をするかを聞かされていたわけでもなく、


最初にそれぞれの名前を言っただけで、あとは道化師が指示した通りのことを


するだけなのですが、それぞれがすっごく個性的。


 


アドリブも交えオーバーアクションで踊ったり口パクしたり。


おしゃべりをするわけでもないのに、身振り手振りで観客を大爆笑の渦に!


 


大きなテアトロで、ざっと見ても観客7〜800人はいただろうな。


私だったら、舞台に上がっただけで膝ガクガクで、


とてもアドリブ入れて笑わせることまで考えつかない。。


 


 


自分を見せること、相手を楽しませることが本当に上手なイタリア人。


これに関心しきりでした。


 


 


イタリア人ってみんな子どもの頃からすごーく愛されて育っているんです。


どの子も「あなたは世界一美しい、素晴らしい子、愛してる、愛してる」って。


だからみんな自分に自信を持っている。


いつでも家族が見守ってくれているっていう安心感があるから、


自分に自信を持って成長できるんですよね。


そして、自分の意見をはっきり口にできる人は社会でも認められます。


 


子どもの頃からきちんと自分を出すことに慣れているので、


こうやって大舞台でも全く物怖じすることなく、


それぞれ自分なりのパフォーマンスをすることができるんでしょうね。


 


 


 


私も、堂々と自分の人生のエンターテイナーであれるよう


自分に自信を持って生きたいな


などと思いながら楽しんだサーカスでした。 笑