一本〆とは、〆の手打ちではなく、酒米のこと。

先日の、純米酒エルボーで 巻機(高千代酒造) を試飲した。

新潟らしくない、旨口を求めているようだ。私には少し甘く感じた。

一本〆 という品種にこだわっている蔵だ。

                                  予236 ーー
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五百万石ーーーーーーーーーーーーーーーー            ーー石川門
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         ーー古城錦ーー           ーー 一本〆 --
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青系50号ーー           ーー豊 盃-ー
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            レイメイーー

この系統図で見てわかるように、五百万石一族だ。

五百万石より、早生、短稈、耐倒伏性はやや強く、いもち病耐性は中、収量はやや高い とある。

源原種を高千代酒造さんが管理しているという。

ただ、不思議なのは。良いお米ならなぜもっと拡まらないのだろう。



ちなみに、レイメイは 放射線で背丈を低くしたお米で 駒泉 作田 の原料米だ。

食味が悪く最近は作られていないお米だが、食味が悪いということはタンパク質が少ないのだろう。



一本〆が父となって石川門(石川酒52号)ができた。

石川県の各蔵はこの米の酒を育てていこうとしている。
http://www.ishikawa-sake.jp/ishikawamon/index.html

濃醇な酒質の石川県のお酒が、さらに美味しくなるだろう。