遠くから、一目散に
私を見つけ、走りよって来た
小さな あの子は もういない。


お料理をしてても
雑誌を読んでても

横にきて ピョンピョンはねる


ねえねえー!
おかーしゃん

 

あのね  今日ねー!


ねえってばぁ。。
 

 

うんうん って言いながら 
私、いちいち 面倒くさいなぁ・・・って 思ってた。
 

 

 



強く長い反抗期だと思ってた・・長男
側にいると、私が潰れそうでね。

 

彼の様子を見るのは、、辛かったなぁ。

不安だったなぁ。。


なんとか、顔を合わさずに
言いたい事だけ  上から投げつけた。

・・・今なら 色々わかるよ

痛かったよね。

 

それでも 逃げなかったのは 私じゃない

息子です。

 

逃げないでいてくれて ありがとう。

 

(p_-)

 

 



朝もはやく
夜もおそく
二時間近くかかる高校へ
通ってた 次男。

おこづかいは、一万円
お昼込み!

 

アルバイトの出来なかった 次男は
お昼を抜いて、大好きなゲームを買っていた


そのゲームを長男に
売り払われて、拳を握り 震えるほど 怒ってた。

障害のある長男を 殴る事が 出来ない次男。。
言葉にならないくらい、、、悲しんだ

 

(>_<)


私は、次男を その場で なだめるだけ

しか出来なくてね。


長男を もっとちゃんとしっかり
向き合って叱ればよかったのかなぁ・・・

 

いや、、叱って また 

長男が自殺未遂に至るのが 怖くてね。。

早く時間がたってくれ・・・そう願ってた毎日。

 

 

次男は 死ぬか、、殺すのか、、家を出るか、、

本当に苦しんで決めたんだ
そんな決心を 彼にさせていたとはね。。。


みっくん、、何も
気がついてあげられなくて、、

、、ちがう

、、ちがうんだ。

 

 

 

 

(T_T)

 

 

かぁーさん
気づかないふりをして ごめんね。
 

そして、、自己決定で 家を出てくれた事

あなた みんなを助けてくれたんだね。。。

 

みっくん  ありがとう。

 



いっつも 私のそばにいた 娘

お兄ちゃんたちが 大変な時

 

「 大丈夫 私は死なないから ママの側にいるから 」

そう言った彼女に 何度も助けられた私。

 

彼女 ここんとこ
毎日 帰りが真夜中でね

 

一緒の部屋で、寝ている私は

睡眠不足で 本当に辛い。


学生の分際で 
家の事も 何もせず
寝るだけ?食べるだけ?風呂に入って
うん⭕するだけ?

しょうがなく 家にいる・・

みたいな態度に、、憤る。

 

 

何度も飲みこんだ

「 もう 家でたら? 」という言葉



だんだん。あなたに
何かを してあげる気持ちにならない
私は、冷たいのだろうか。

 


ふざけるな!!!って

 

つい思う。
 

 

あみが 夜遊びで真夜中帰ってくる

 

※お金使って 飲んだり 踊ったり 

騒いだりしてるわけじゃないのは

わかってるんだけどさ。。

 

普段でも 5時間弱の私の睡眠は

どんどん なくなる。。

 

私の体調を守ってよ!

かぁーさん働かなかったら あんたら

ご飯もまだ 食べれないんでしょ

大事にしなさいよ!!

 

傲慢な私が奥にいる。

だから そこを無視されて 悲しいんだ。

 

 


子離れってなんだろう
どうしてね、あんなに愛情の
全てをささげ、命を削って
生み育てた子供に、、、、辛い思いをしなくちゃいけない?



離れる時に、こんなに
寂しく、悲しい思いをしないと
いけないの?

 

頭の端っこで わかってるんだ

娘だって 私との距離を測ってる

 

親離れの時期

彼女だって がんばってる

知ってるのになぁ・・・。


______________________________



あなた、、
乳首に血がにじんでも
吸わせたおっぱいの痛さ
わかってる?


あなた、、
麻疹で死にそうな 高い熱
泣きながら、がんばれ がんばれって
抱きしめて寝なかった
幾度の夜を知ってるの???


、、、ねぇ。
だれか教えて  親って何?
 

いつだって凄く愛しているのに

届いていない不安。

・・・もう 届けなくても いいって事なのかなぁ。

 

________________________________

 

両親。。。


夫婦だけで過ごした30年余り
80才を、、とっくに過ぎた両親

「ゆかちゃん 会いに来てね。。」
「うんうん 行くからね!」


いつも電話で言われる
のに、、、なかなか 行けない私。
 

愛してるよ・・

すごく大切に思ってるよ・・

でも、、自分の日常が最優先になる毎日。

 

 


そうだよね。。私にとっての親を思えば
子供にとっての 私が少しだけ わかる。
※私の価値観の世界でね

 


どうぞ、お元気で。。。
・・・・・・・・・・それだけが 祈り。

 

 

子どもたちは 

自分の日常を最優先に

羽をつけて飛んでいくんだ


しかたない。
そうやって、時代は、めぐる。

 

 

 

子どものね 

「 おかあさん  あのね 」 を

聴き逃したと 思っている、、自分

 

本当に いっぱいいっぱいで

余裕がなかったなぁ。。

 

 

だからこそ!!

 

「 おかあさん・・・あのね 」に 向き合えない 

 

いっぱいいっぱいな お母さんの声

聴かせて 貰えたらって思うんだ

 

 

お母さんの聴いて貰った体験が

お子さんの

「 おかあさん・・・あのね 」に 繋がったら素敵だなぁ

 

 

そしてね

「 あのね 」 を 聴くのは

 

なにも お母さんだけでなくてもいいよね

私が 聴き逃したとしても  誰かが きっと

聴いてくれてて、、、子どもは育ったんだ

 

 

それがさ  友人だったり  おばあちゃんだったり

先生だったり、、クラブのコーチだったり

彼女だったり 彼氏だったり。。

 

 

子どもに 関わってくださった 全ての方に

心から ありがとうございます

 

 

 

至らない母でした

 

子どもたちの思う 母親像とは きっとかけ離れてた

・・・そんな風にも思います

 

それでも 3人とも 無事 成人になり

自分の脚で 自分の道を歩こうとしています。

 

 

 

おかあさん・・・・あのね。

 

先生・・・・あのね。

 

おばあちゃん・・・・あのね。

 

 

 

沢山の方に 聴いて貰って来たからこそ

子ども達 それぞれが・・

「 自分の声が 自分に届く 」  そうなったんだと思います。

 

 

 

 

「 おかあしゃん・・・・あのね 」

 

「 なあに? どうした~。」

 

 

 

 

私が 今、、目の前の人の話を 丁寧に聴いた分  

きっと 子ども達も 

どこかで聴いて貰えてる

 

愛が巡回してるなら

ぐるっと回って どこかで 子どもに 届くよね!

 

 

そう 信じて。

 

 

親子の数だけ 親離れ 子離れがある

正解は いらないね。

 

私が 愛してたら それでいい。