ゴッコ 寒イサキ。カラスミ。 | 酒菜・和食 下北沢「金兵」(キンペイ)

ゴッコ 寒イサキ。カラスミ。

北朝鮮の金正恩という字はこれで合っているのでしたっけ?
まあ、そのキムが、かの国の核開発を指導していたことを北朝鮮政府として公式に認めた、とか何とか、携帯のニュースで知りました。
隣国・日本であのような大惨事が起き、世界からも白眼視されている中でこんな発表をするなんて、北朝鮮というのは随分ヒネクレタ国だなあ、と思うわけですが、翻って我が国を考えると、核開発を指導してきた東京電力始め電力各社・御用学者など、キム同様、調子のいい時は随分と威張っていたのであります。
他所の国のことばかり言ってはいられません。


さて、そろそろ食材の話を。

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かわいいですねー。
ゴッコという魚です。
本当に魚です。
この魚、丸々したオナカの中身はほとんどが卵でして、卵を抜くと
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こういうことになってしまいます。

本体の方はプヨプヨしたゼラチン質がほとんどで、どうにも変な生き物ですが、魚です。

骨ごとぶつ切りにして鍋にするのですが、骨というのがまた、軟骨みたいなものでしてそのまま丸ごと食べられるんですね。
身のゼラチン質と軟骨の食感のコントラストが不思議に面白い、なかなか珍しい魚ですが、北海道では割とメジャーな生き物のようです。
大量の卵も鍋に入れてしまいます。プチプチプチプチこちらもまた面白いアクセントになります。

味は至って淡白で、姿同様とらえどころの無いやつですが、卵たっぷりの今が旬でして、こういうのも年に一度の風物詩であります。


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こちらはイサキ。イサキで1キロというとかなりの大物です。
鹿児島県・串木野産。
イサキというと、初夏の魚というイメージがありますが、この時期のものは「寒イサキ」といいまして、よく脂が乗って美味であります。
産卵期が7月~8月の盛夏ですので、その直前が栄養を蓄えた旬になるのですが、防寒対策でしょうか、この時期も脂が乗り旬になっております。
実はこういう魚は他にもありまして、サヨリやタイも年に二回旬がある魚です。


他、江戸前・小柴のタチウオも大物入荷。


そうそう、こちら、自家製のカラスミが完成しております。
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珍味好きな方、お待ちしております。


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