色々ありましたので長いですが色々書きます。
皆さんこんばんは。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、先日、ジャンプライズ特殊構造という表現に対して指摘を受けて久々に熱くなりました。
当然の事ですが、私は製品開発に自信を持っています。研究にテストに情熱に。真剣に向き合っているので今回は流石に黙っていられませんでした。
向き合わずに終わらすのは私らしくない。
巨大ヒラマサの時もそうでしたが、自分が正しいと思えばきちんと表に出て話し合います。
相手は有名なブロガーの方でした。
弊社が表に公開している情報から判断した場合、この方の言っている事は確かに正しいと思う。
ただし今回の私の主張も何も間違っていない。
両方とも正しくぶつかった珍しいケースだと思います。
今回の問題点をあげてみます。
①ブランク構成を特殊構造と呼ぶのは如何なものか?
私はブランク構成は構造だと考えてます。
オールウェイク105マルチは弊社独自のオリジナルブランク構成ですので特殊構造で間違いないです。
対して特殊構造とは製竿法を指すからブランク構成は特殊構造ではないというのが相手の意見。簡単に言えばシマノさんのスパイラルXみたいな特殊技術=特殊構造だと言う事です。
こちらも正しいと思います。
でも特殊構造というよりは特殊技術という表現が正しい気もしますが。
②誇大広告、表記という捉え方。
ルアーにしてもロッドにしても私は常にオンリーワンの性能を謳います。
そもそも私の性格なのですが、一番、圧倒的、革命みたいな表現が昔から大好きです(笑)
当ブログでテスト時の釣果やルアー有効性をしつこいくらいに強く謳い続けていますから使い込んでいない方からすれば誇大広告と思われても仕方ないし全然構わないというのが私の考え方。
開発したアイテム全てにそれだけ自信がありますし、謳うだけの性能があるのは使い込んで頂ければ分かってもらえると思っていますので。
例えば。
ぶっ飛び君95Sよりも飛距離が出て、ハイピッチに綺麗にスローにフォールをする性能。浮き上がりを抑えて力強いアクションでレンジキープしながらも横に流せる性能を持つ27gのルアーが他にありますか?
かっ飛び棒130BRのようにシーバスロッドで振りぬけて100m以上先を狙い撃てる浮き上がりの早いシンキングベイトが130mmサイズで他にありますか?
私が知る限りないです。
あるのであれば教えてください。訂正しましょう。
仮になければ誇大広告にも表記にもならないですね?
逆に弱点についても私は普通に公開します。
例えばロウディー130Fなんて飛ばないし風に弱い。でも磯からのヒラスズキや水深のあるサーフの接近戦でヒラメを魚を寄せる力はNO1だと思っています。
で、今回のオールウェイク105マルチが誇大広告だと言われた点について考えてみます。
③オールウェイク105マルチの謳い文句に関して。
井上友樹ロッド革命!!
何も知らない人が見たら確かに胡散臭い。そもそも窯持ってない人間が何言ってるのって話。
客観的なデータを公開していないで何が革命なんだよって話になりますね。仰る通りですね。
でも昨年の12月に付録として発売したDVDを見てくださった方ならこの言葉に嘘偽りがないのは分かってもらえるのではないかと思います。
事実、会員登録カードの集計結果から購入者の92%がDVDを見て買ったという欄に印を付けてくださっています。
消費者を裏切らないように、それだけのテストを現場で繰り返していますので、私が物を創り出す為にどれだけの事をしているのか深く知らない人にどうこう言われたくはないのが本心です。
まず革命という言葉が意味する部分は構造ではなく、中弾性素材の素晴らしさを最大限いかした上で高弾性素材に迫る感度を実現出来た実用性の事を指します。
私の中では100%革命コンセプト。
使えばオールウェイクの素晴らしさは分かると思います。
中弾性素材でオールウェイク105マルチよりも感度やフィーリングが追求できているロッドが仮にあるのであれば教えてください。
この硬度レベル、ロッド径の10~11フィートで45度角度で7キロ負荷、90度角度で4キロ負荷をクリア出来るロッドが仮にあるのであれば教えてください。
革命という言葉はすぐに取りやめます。
私の知る限り、現段階でそんなロッドはないです。
④最先端技術のジャンプライズ特殊構造?
公開していないんだから突っ込まれても仕方ない部分です。
相手の意見は正しい。
私が言う特殊構造はブランク構成の事を指しますが、実際には技術面でも最先端技術を採用しています。
でなければ中弾性で高弾性に迫る感度なんか出せる訳がないと思いませんか?
従来の普通の構造で10.5フィート、バット径が12mm、190gの細身のロッドが90度角度で4キロの負荷を楽にぶら下げて歩けながら維持できると思いますか?
500gのペットボトルをフルキャスト出来ますか?
※この部分は動画で実証済です。動画は嘘をつきません。
出来ませんよね?
公開したくても出来ないので物凄く歯がゆい部分もありますが、OEMブランクスメーカーの最先端開発技術と私の提示するオリジナルブランク構成が噛み合い、理想を全て満たしたロッドが完成した訳です。
まぁともかく曲げただけで分かります。感覚からして本当に特殊ですから。
魚を掛けたらもっと分かります。
使用プリプレグとブランク構成を公開したら同じ竿(厳密同じには絶対にならないが)が作れてしまうので当然公開はNGです。
⑤全国釣竿公正取引協議会 に関して。
ロッド開発をしているのにも関わらず、勉強不足で存在自体知りませんでした。
こういう所が私の甘い部分なので突っ込まれても仕方ないです。
今回相手の方の指摘により、規則をきちんと勉強しました。
そしてこれを機に全国釣竿公正取引協議会 に加入申請する事に致しました。
最初は頭に来ました。でも冷静になって考えれば相手の言っている事は間違っていないし正論だと思う。
全国釣竿公正取引協議会 の存在や規則を勉強できたし指摘して頂いて良かったと今では思っています。
⑥名称改名
ブランク構成をジャンプライズ特殊構造と呼ぶ事にルール上問題はありませんが、確かに誤解を招く可能性がある表現だと感じましたので名称を変更致します。
ジャンプライズ特殊コンセプト。
実際は最先端技術を導入した特殊構造ですが、内容やデータを公開出来ない事によりこの呼び方が一番良いと考えました。
今後はこの呼び方で統一させて頂きます。
⑦最後に。
私は自身で開発したアイテムに絶対の自信を持っています。
性格は変わりませんし、今後もブログでしつこいくらいに自社商品をアピールする体制は変わりません。
それがジャンプライズの販売スタイルでもあります。
ただし、全国釣竿公正取引協議会 に加入申請した以上、ロッドに関してはルールを守り、今後しっかり言葉を選びます。
ルアーに関しては全て自社設計であり、専属工場も構えています。
パテントこそ取りませんが、弊社独自の製法をたくさん持っていますので誰にいつ聞かれても公開可能なので強気な発言で今後もガンガンいきます。
今後も何かあった場合、私はきちんと向き合ってしっかり話し合いを致します。
今回は相手の方が知識ある方でしたので勉強させられた部分が大きかった。
逆に感謝します。
最後はきちんとブログでまとめてくださっていたので、もう何も言う事はないです。
お騒がせして申し訳ございませんでした。
私はバカですが何事にも真剣に向き合います。
本当に多くのジャンプライズファンの皆様に支えられ、私は好きな釣りと開発に専念する事出来ます。
だからこそファンの皆様を裏切らないように誰にも負けない強い気持ちで努力し続けていきます。
当ブログをご覧の皆様、弊社アイテムをご愛用してくださっている皆様、今後ともジャンプライズをよろしくお願い致します。
長い文章にお付き合いくださりありがとうございました。
株式会社ジャンプライズ代表取締役
井上友樹