ジャンプライズトレブルMMHについて。 | 井上友樹のJUMPRIZE日記
2015-04-16 00:15:16

ジャンプライズトレブルMMHについて。

テーマ:ブログ

4月末に遂にジャンプライズトレブルMMHが発売開始になります。



ちなみにMMHの意味ですが、深い意味はありません。


maximum Medium heavy の略。


一応、最大級に強いMHクラスって意味です(笑)

過去のジャンプライズトレブルに関する記事はこちら↓



その1 http://ameblo.jp/yuki590204/entry-11977963155.html  



その2 http://ameblo.jp/yuki590204/entry-11978047460.html  



その3 http://ameblo.jp/yuki590204/entry-11978105340.html  



その4 http://ameblo.jp/yuki590204/entry-11978114218.html  



勘違いされている方もいらっしゃるようですが、ジャンプライズトレブルMMHはがまかつSPMHとは全く別物です。


チューニングとか強度アップとか、そんな話ではなく、一から形状を設計し、強度テストを繰り返してきました。


そもそもSPじゃありません(笑)


同じ形状で単純にパワーアップしただけでもございません。


形状、線型、硬度等、全てが異なりますのでご注意ください。



がまかつさんの最高の技術力とジャンプライズの外洋シーバスゲームの経験値の融合です。



SPMHはシーバスを狙うのには史上最強のフックだと思います。

でも僕の中でSPMHの位置づけはランディングの難易度がそれほど高くない場所専用のフックだという認識です。

フックには持ち合わせのMAXパワーがありますから、補えないシチュエーションではパワークラスを上げなければいけません。





他社にも優秀なフックはありますが、僕は自分で一から作るのであれば、信頼しているトーナメントグレードワイヤーとハイパーシールドを採用して、このパワークラスを作りたかったのです。





簡単に説明をすれば↓


1.MHとほぼ同等の鋭さを維持しながら、Hと同等の強力を持つ。(弊社テスト結果。)



※フック線型自体はMHと比較して16%アップですが、独特の内向き形状により、変形するまで距離が長くなる為、強度は16%アップにとどまらず約25%アップを実現。



2.ヒラスズキや真鯛、5キロ以上の青物等、従来のMHパワークラスでは対応が難しかった魚に対して真っ向勝負を挑める強さを実現。


※現場主義の徹底したアングラーにはテスト協力を依頼してきましたが、全員から絶賛の声でした。


3.通常のシーバスゲームでもSPMHと同じ感覚で使用できますが、強すぎる為に必要性はあまりありません。ジャンプライズトレブルMMHは従来のMH強度に満足出来ないコアなアングラーに贈るコアなフックです。








この際もうはっきり言いますが、僕の技量ではヒラスズキゲームにMHクラスはもう怖くて使えません。

今まで本当に悔しい思いをしてきたし、痛い思いをしてきました。



房総や砂ヒラのようなズリ上げランディングが可能な場所ならMHで十分です。


でも九州系のズリ上げ不可な場所、激流のヒラスズキにMHクラスのフックでは僕の技量では無理です。

同じ事を思っているアングラーがどれだけ多いか。

それは現場で様々な声を聞いてきた僕が一番分かっています。


だからMMHを作りました。


大好きで愛してやまないヒラスズキゲームに没頭して、年間400本500本とヒラスズキを釣り続けてきた結論がこのフックです。



放映では未公開映像になっていましたが、実は一昨年5月の番組ロケでウルトラモンスターヒラスズキをヒットさせました。


その番組中に86センチ7キロの立派なヒラスズキをキャッチしましたが、そのウルトラモンスターは確実にそれよりも二回りくらいでかかったです。


バラした魚は何とでも言えます。

でもこの日は冴えていたのでエラ洗いの感覚と頭のデカさから想像するに、おそらく97~8センチってとこでしょう。

10キロ級かもしれません。


ファイト中に『やばい、まじデカイ』と発言したのは、この二年でこの一本だけかもしれません。


足場10mの難易度の高いポイントからのファイトでしたが、ファイト自体は正直余裕でした。

崖を移動しながら魚を誘導し、そしてランディングポジションも確保。


間違いなく獲れたと思ったランディング手前・・・まさかの・・・フックアウト。


#3フックが折れてなくなっていました。


ロケ中は半端じゃない悔しさを抑えて、冷静さを保ちましたが、終わってから悔しかった。



本当に悔しかった。


あの魚・・・獲れていれば間違いなく大ニュースだったでしょう。


でも獲れなきゃ何の意味もない。ただの武勇伝です。


二度とあんな悔しさは味わいたくない。



最近は僕はシングルフックを追求しています。

その大きな理由はジャンプライズトレブルMMHの誕生で、僕の理想のトレブルフックが完成してしまったからです。


この上を極めるならもうシングルフックしかありません。




話は長くなりましたが、ジャンプライズトレブルMMHは本当に意味があるフックです。

ジャンプライズらしく、コアな路線を追求したフックです。


おそらく一般受けするフックではありません。


でも意味があります。



本当に凄いフックが完成したと僕は思っています。



一度試していただければ違いはすぐに分かるでしょう。





発売は4月末。



どうぞよろしくお願い致します。