日本酒好きの夫と一緒に
柏崎にある
新潟地酒のお店に
「吟田川」を買いに行った。

吟田川(ちびたがわ)

これ、
なかなか美味しい
新潟のお酒である照れ

目的のお酒を手に入れて
岬の外れで海を見ながら
カップラーメンを
作って食べた。



食後のコーヒーを飲もうと

近くの谷根(たんね)という所に
古民家をリノベーションした
カフェがあると聞いて
探しながらが車を走らせた。


谷根は
ハナモモの里と
言われるだけあって

桜のピンクと
ハナモモの赤に彩られた
とても美しい山里だった。




あった、あった
「カフェたんね」






店内には
陶器のギャラリーとして
個性的な作品が
並んでいた。


東ティモール産の豆を使った
少し苦みばしった
それでいて
すっきりとしたコーヒーと

ガトーショコラが
とてもよく合った。




カフェを出て
夫とはここでお別れ。




私は今日の
最終目的地に向かって
ウォーキングだ。



走る人走る人走る人


谷根川のほとりを歩いて行くと


「鮭のふるさと公園」という





鮭をテーマに
自然環境や生命の大切さを
学習できる施設があった。

人口の川である谷根川には
もともと鮭はいなかったのに

ある年に
紛れこんできた
2匹の鮭によって
この谷根の地に
鮭の増殖事業が
始まったらしい。

鮭は必ず生まれた川に
戻ってくる習性があると
聞いていたが
こういううっかりものの鮭も
いるんだね爆笑

でもそのおかげで
鮭を増やし、加工品を作るなど
新しい産業ができた。

村の人たちにとっては
ありがたい2匹の鮭だったんだね。



日本海に注ぐ
谷根川の河口。




こんなに狭いの⁈びっくり


この河口から
たくさんの鮭が
遡上して行く様子は
毎年11月頃見られるらしい。

自らの命をすり減らし
必死に川を遡って
産卵する鮭の姿を
見たいと思った。



走る人走る人走る人



さらに歩いて

国道8号線の
赤い橋の向こうに
駅が見えた。






「日本で一番海に近い駅」

それは
信越本線の青海川駅だ。




その駅は
1993年放送
ドラマ「高校教師」の
最終回のロケ地でもある。


1993年といえば

夫は県外に単身赴任

私は働きながら
5歳の長女の子育てで
必死だった頃だ。

ドラマどころではなかったな。




そのドラマを
見ていたら
きっともっと感動できたに
ちがいない。

ドラマ監督野島伸司は
新潟柏崎の出身だから
ここを選んだのだね。

海と駅

絵になる風景だもの。


撮り鉄さんにも
たまらない場所だね。


私も
いつまでもホーム立って
やがて
海に落ちていく夕陽を
見たかったけれど
夫との待ち合わせの時間が
迫っていた。

諦めるしかなかった。


夫と落ち合って
帰る車の中で見た夕陽




泣きたいくらい
綺麗だったおねがい




その吟田川をあけて

今日の互いの旅に
カンパーイ!日本酒