戦前の生物学者の千島先生が提唱した「千島学説」というものがあります。
現在の常識では、血液は「骨髄(骨の中)」で作られるというものですが、千島学説では「腸の絨毛(粘膜)」から作られるとされます。
常識外れのこの説は何十年もの間、全否定され弾圧されているのですが、千島学説を信じていた方達のおかげで、細々とですが伝えられています。
千島学説では、腸から赤血球が作られ、赤血球から体中の全ての細胞が作られ、必要があればまた赤血球に戻る、とされています。
体の細胞は一旦分化(特定の細胞になる)と元に戻る(幼若化といいます)はずがないというのが今の医学の常識ですが、怪我の傷が治る時には、傷口の細胞が幼若化し、そこから必要な細胞に分化して治っていくのではないかと僕は考えています。
細胞にストレスがかかると幼若化するという考え方はSTAP細胞と同じですが、あっておかしくないとも思います。
腸内細菌ももしかして自分の腸の粘膜から作られているのではないかと、僕は疑っています。
お母さんのお腹の中は無菌状態なので、赤ちゃんの腸の中にも細菌(腸内細菌)はいません。
産道を通る時にお母さんの産道の細菌が口から入り腸内細菌が出来てくると言われていますが、帝王切開の赤ちゃんでは説明がつきません。
しかも帝王切開で生まれてすぐにNICUという赤ちゃんの集中治療室に入る子はほぼ無菌状態で育ちますが、そのうち腸内細菌ができてきます。
この理由を誰も説明ができないのですが、千島学説の考え方からするとあり得るのではないかと思います。
現代科学は万能だと思われていますが、科学で説明のつかない現象もたくさんあります。
何十年も後になり「やっぱりそれが正しかった」となるのは、地動説・天動説の例からあることだと思います。
「この世は全て仮設で成り立っていて、一番矛盾の少ない仮設がその時の定説」なのだそうです。
「常識」は国や時代が変われば変化してきます。常識に縛られることなく、自分が納得できるものを取り入れていけば良いと思います。