我が家の16歳半の小型犬の華。上顎の軟口蓋に腫瘍が出来て、昨年と今年の2回、手術をした。小型犬の16歳半は人間で言うと82歳ぐらいだろうか。
先日は食欲がなく、普段好んで食べる長岡式酵素玄米を食べようとしなかった。
わたしは食欲がない時は絶食により、胃腸が休まり、エネルギー(カロリーではない)が悪いところを治すために使われると考えている。
しかし、わたしは長岡式酵素玄米(小豆と特別の塩が入っている)はエネルギーが高いと思っているので、華に食べて欲しかったのです。
そこで、考えたのが「わたしが噛み砕いて、ドロドロの液体にしたものを食べさせてみる」でした。
長岡式酵素玄米は消化が良いと言われていますが(長岡式では消化とかは実は二の次三の次ぎの話なのですが)、噛み砕かれた食べ物は消化に優しいので、断食、ファスティングの効果も狙えるのではないかと思ったのです。
長岡式も含め、玄米は栄養療法ではなく、代謝療法、デトックス療法とも言われていて、断食と同じ効果を期待できるとも聴きました・・・が。
また、唾液には抗腫瘍物質も含まれているとか。もちろん、わたしには虫歯がない。過去
にはあったが、治療済み)
かつて、犬猫、赤ちゃんは元々虫歯菌はなく、飼い主や母親が食べたものを与えることにより、菌が遷ると言われた(言われている?)のもあるが、年配の男性が「ワシが噛んだ物を犬にやると、言うことを聞く」とか言って、口から出された物を見たときは、ゾッとしたことがある。また、女性獣医師の友人が自分の赤ちゃんに離乳食を与えるのに噛み砕いていたのを見て、不潔なような気がした。
よくよく考えてみたら、犬のお母さんは自分が食べたものを吐き戻し、子犬に食べさせることがあるな、と。
玄米を1口、口に入れ、噛み砕き、わたしの唾液も混ざり、ドロドロになった物を手の平に載せ、華の口元に持っていったところ、華は美味しそうに食べ始めたのです。その後も私の口の中で咀嚼したものを与え続け、玄米は完食。横で見ていた母は「もー!!何をするの??」と叫んでいた。
これが原料のよくわからない(病死の動物の死骸を原料にしている物はザラ) ペットフードでは出来なかったと思いますが、美味しい玄米だったので、自分自身が途中で飲み込んでしまいそうになるのを抑えるのが大変だったという。
この方法、食欲のなくなった犬猫に試して、ご報告いただけたら嬉しいです。
ご報告いただけましたら、わたしの書いた本を1冊プレゼントさせていただきます。ただし、その結果、犬猫の調子が悪化しても責任は取れませんので、ご了承下さい。
自然療法・代替療法のはな犬猫医院