この透明アクリル管は、オーバーフローする落水状況が確認でき、とても綺麗なのですが、水槽掃除後２～３週間経過すると苔の付着が目立ち、見栄え的にとても見苦しいものになってしまいますので、定期的に苔取り作業が必要となります。
オーバーフロー管の美観を維持する為には、月に２回程度はこの苔取り作業が必要となるので、三重管の外管は脱着する頻度が多くなってしまいます。
一般的なオーバーフロー水槽では、この外管をソケット固定にしている仕様のものが多いのですが、脱着の度にソケット部分に過度な力を加えてしまい、ソケット固定部分の劣化を早めてしまう可能性がありますのと、ソケットに底砂が噛んでしまい、取り付けが厄介になることが多くあります。
また、外管をソケット固定形状の場合、外管の傾きによって底面部と頭部とでＯＦ管との間隔がずれてしまうこともあります。
その為、当方では上記ネック項目を回避する為、画像の様にＯＦ管（中管）へ振れ止め材を接着し、外管をＯＦ管に覆い被せる形状としています。この形状であれば、外管脱着の際に過度な力を与えることなく、常時ＯＦ管と外管との間隔が均一に保たれます。また底砂が噛むこともありませんので脱着に手間が掛かりません。
製作については、お好みによって透明アクリル管や、画像の様な塩ビＶＵ管を使用しましょう！
塩ビＶＵ管は、材質的に柔軟性があり、割れ難く作業効率が早く、またコストを相当に落すことが出来るなど、透明アクリルと比べれば美観的にイマイチなところもありますが、結構メリットも多いですヨ！