作家デビューして8年 | 竹仲法順の連載小説道場

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今日はボクの処女作『首都・なにわ・みちのく殺人ルート』が公式発売されて、丸八年になる日だ。文芸社から協力出版で出した本で、宣伝もろくにされず、初版さえ売り切れなかったのだが、↓にアマゾンでの商品のリンク貼っておきます。絶版になってますが、ネットなどではまだ買えると思いますので、よろしければどうぞ!
 
 
実はつい最近、同じ街の人(名前は出せないのでAさんとしておこう)から電話が掛かってきて、こもり気味のボクに「君は旅に出た方がいい」とか「世界観を広げた方がいい」などとのたまってきた。その方は五木寛之の『親鸞』とかいうくだらない時代小説が好きらしくて、何度も通読されたらしい。
 
ボクも正直なところ、理解に苦しむのだ。その程度の本に関心を寄せて、まるで洗脳でもされたかのように読み耽ること自体自慰行為に等しく、他人様の苛烈な精神病などへの理解や知識がまるでない。おかしな人だなと思うのである。それは五木寛之がある程度名の売れた作家だから、固定ファンがいて本が売れていくのだろうが、あんな『親鸞』などという下世話な小説を何度も読み返されるのだから、頭がかなりお悪く、底が浅いと思う。
 
ボク自身、八年間(実際の筆歴は十年ほどになる)作品を書き続けてきて、文学・文芸の世界の表から裏までほとんど知り尽くしている。Aさんのようなアマチュアに意見を言われたくはない。やってみれば分かる。生みの苦しみというものが。それを体験してない人間など門外漢だ。ゴルフで言えばギャラリー、野球で言えば外野席の立場に等しい。
 
だが、これでちゃんと腹が決まった。今日のように節目の月日を思いながら、これからも書き続けていこうと。もちろん、プロ作家に大化けする可能性は極めて少ないかもしれないが、ボク自身、創作は半分ライフワークでやっているようなものだから、面白い作品を主にネットやモバイルを通じて発表し続けていこうと思っている。Aさんは『親鸞』をお読みになればよい。高次元の作品の量産を目指すボクには全く関係のないことだ。
 
ささやかながらも、作家デビュー記念日のご報告まで。
 
ではまた。