築15年近くなった我が家のキッチン。
いつの頃からか、換気扇がカラカラと音を立て始めました。
ネットで調べたところ、換気扇のモーター内のベアリングの劣化が原因とのこと。
車のハブベアリングは交換したことがありますが、換気扇のベアリングは交換したことがありません。
出来るかどうかわかりませんでしたが、部品と工具を取り寄せてチャレンジです。
まずは部品調達。換気扇の型番を調べます。
タカラスタンダードのVU-75Rですね。
色々調べたところ、ベアリングはこちら。
NTNの6200ZZです。2個で送料込み532円でした。
部品代はこれだけです。
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NTN ベアリング 6200ZZ
184円
楽天 |
ちなみに、ベアリング交換に自信がないに人は、モーター交換をお勧めします。
こちらも楽天で販売しています。こちらは送料込み7280円
分解の手順は、ネットにいろいろ出ていますので、省略します。
プラスドライバーが1本あれば、モーター本体を取り外すことができます。
モーターを取り出したら、このように、爪でケースが止められていますので、マイナスドライバー等で爪を起こして、ケースを割っていきます。
油や汚れで固着していますので、隙間にマイナスドライバーを差し込んで、こじって開けていきます。モーターの内部は細い巻き線がありますので、断線には十分注意してください。
次に、ベアリングをプーラーで抜いていきます。
今回購入したプーラーは75mmのタイプです。
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(STRAIGHT/ストレート) ギヤプーラー 2本爪 75mm 19-1124
940円
Amazon |
片方のベアリングはすんなり外れてくれました。
もう片方を外そうとプーラーをセットすると、、、
こんなことなら、最初から100mmタイプのプーラーを購入しておくべきでした、、、。
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(STRAIGHT/ストレート) ギヤプーラー 2本爪 100mm 19-1125
1,360円
Amazon |
しばらく落ち込みましたが、気を取り直して近所のホームセンターへ。
穴あきプレートを4枚購入。1枚190円X4=760円!!予想外の出費です。。。
購入したプレートをプーラーに取り付けて延長し、なんとか無事にベアリングを外せました。
ベアリングを取り外した後、シャフトの錆を#1000位のサンドペーパーできれいにしておきましょう。
ピカピカになりました。
ここに、新品のベアリングを圧入していきます。
プロの方は油圧プレス等を使うのでしょうが、私の場合はプラハンで叩き込んでいきます。軸にベアリングを圧入する際は、ベアリングの内輪にだけ力が加わるようにします。塩ビパイプ等を使う方法がネットに出ていますので、調べてみてください。私の場合は適当な当て木を当てて叩き込みました。
組み立て準備完了。ケース側のベアリング収納部にも汚れや錆がついていますので、よく清掃して、軽く#1000のペーパー掛けしておけば、組み立てが楽ですよ。
ケースの合体後は、爪を元通りに折り曲げて固定します。
あとは、元通りに組み立てればOK。
これで換気扇のカラカラ音とはおさらばです。
部品代、工具代合わせて2500円ほどかかりましたが、モーター交換に比べると、多少節約できました。
興味のある方はチャレンジしてみてください。
最悪失敗しても、モーターを購入すれば大丈夫?!ですよ。