女性のみのムードコーラスグループ・葉子とクリケット | ディープな歌謡曲の世界~スコティッシュ75のブログ~

ディープな歌謡曲の世界~スコティッシュ75のブログ~

歌謡曲(主にムード歌謡中心)の紹介を中心に記事にしてます。

 ムードコーラスグループのメンバーと言えば、男性メンバーのみというバンドが圧倒的に多いです。女性メンバーといえばロスインディオスや、ハニーシックスと言ったグループには女性ボーカルが一人いるくらいでした。(ロスインに関しては二人の時期もありましたが)

 あまり知られていませんが、珍しい女性のみのムードコーラスグループがテイチクに在籍しておりました。それが、74年デビューの「葉子とクリケット」です。

 私がこのグループを知ったのは、およそ13年前に購入した「ムードコーラススペシャル」というCDBOXでした。そのCDの解説には、このグループはどうやら3枚ほどしかレコードはリリースされなかったと書いてありました。(ただ、一般発売されなかった自主製作盤がオークションに出てたのを見たことがあります。)
 
 このCDでクリケットを知って以降、このグループのレコードを集めてきましたが、2年ほど前に何とかコンプリート出来ました。(;´▽`A`
`
 

 「港灯り」→「いつわり」→「銀座ふたり」というリリース順です。

 「ムードコーラススペシャル」の解説には、メンバーの詳細は書かれていませんでした。しかし、私がオークションで手に入れた「港灯り」には、メンバーの詳細が書かれたレコードの販促チラシのようなものがおまけで付いておりました。


 これは貴重です。ちなみにメンバーの詳細は以下の通り。

 岡洋子(リーダー、オルガン、ドラム、作詞・作曲)
 小池春美(ベース、ボーカル)
 藤田綏子(ドラム、ボーカル)
 中村晴子(ギター、ボーカル)
 山口小夜(リード・ボーカル)

 結成が1971年6月。デビューが1974年2月5日。ラストシングル発売は1975年1月。デビューから1年余りでこのグループは表舞台から消えてしまったのでしょうか。山口小夜氏のボーカル、メンバーのコーラスも美しいものだったので、レコード3枚で消えてしまったのはもったいないな~と感じた次第です。

 余談ながら、ラストシングル「銀座ふたり」は東京ロマンチカの「ブエナス・ノーチェス・東京」の歌詞違いバージョン。B面「酒場」も鶴岡雅義氏が作曲されております。