約2年ぶりに海老名市図書館に視察に行ってきました。
前回と同様、谷一文子総合館長にアテンド頂きましたが、外観といい内側といい2年前の海老名市立図書館とは全く違う図書館に生まれ変わっていました。
特徴は、各階ごとにコンセプトを設定し、様々な空間作りに務めているように思えました。
地下1階は、各小説が置かれているフロアでしたがコンクリートの打ちっ放しの内装で大人の隠れ家みたいな空間でした。
また、4階は子供のテーマパークみたいな感じで読み聞かせスペースなどはもちろんのこと、遊具や野外デッキなどもあり子供達の声が止まない活気あふれる空間でした。
そして1階は、スタバとツタヤ書店が100%フロアを締めており、お客様のつかみはOKといった感じを受けましたが、お客様ではなく市民目線で考えると公共スペースが目的外使用という名目で100%商業目的で利用されているのは如何なものかと感じました。
谷一文子館長とは、運営の面においても様々意見交換をさせて頂きましたが、こちらでの公言は控えさせて頂きます。ただ、ひと言いえるならどちらも民間として利益を追求していかなくてはならいと理解しますが、その過程やプロセスにおいて自社のパッケージングを譲れないスタンスの株式会社CCCと地域の実状に合わせながら対応しようとする株式会社TRCとでは抜本的に違うような気がしました。
ただ、市民が求める新たな図書館、それは空間(スペース)であると感じました。その空間というポテンシャルを最大限引き出す力がツタヤ書店(株式会社CCC)には有していると感じました。
お客様でない、市民の声が聞こえてくる今後に注目していきたいと思います。