プチデートの帰り際に
『無理して付き合ってるなら、いいよ!』
『好きにしろっ!』
彼に背を向けて駅に向かったけど
追い掛けても来なくてさ
ムカついて電話して
押し問答を挟みつつ
別のお店でちょっとだけ飲んだのよ。
仲直りは愚か…
またもや、押し問答よ。
譲らない彼に意地悪してやろうと
『あたしさぁ
春の市議会議員選挙に出るから。』
『何を言ってんの?』
『仕方ないじゃない。
◯◯さんから打診されて
皆が応援するって言うから…。』
『でね。
後からこういうの発覚するの困る訳よ。
私を推薦する人が
そういうことがあるなら
きちんと話して念書を書いて貰えって。』
黙る、彼…。
『選挙活動もあるし
もう、付き合って行けないよ。
赴任先でいい人を探してね。』
『叶亜を困らせたりしないけど
書けって言うならサインするよ。』
こんな大嘘を
彼は信じたのか?
あたし
もしかして女優?
しかもさぁ
私も彼も住んでいるのは△△市。
立候補すると言ったのは隣の✕✕市。
立候補するには色々と条件がある訳よ。
それは個々で調べてね。
でもね
『赴任先でいい人を探してね。』
そう言った時に泣いたのよね…。
大嘘ついて涙を流すって
やっぱり
あたし、女優かもよ。
いやいや
意地悪し過ぎたわね。
彼、信じてるみたいで
『もう辛くて、あれ以上は
一緒に居れなかった。』って。
ホントさぁ
あたしが居ないと
生きて行けないんじゃない?
そう言ってやりたいわ( ̄^ ̄)
ちょっとやり過ぎたとは思ってたけど
彼は私を叩いたみたいだから
大嘘をついた私も悪いけど
彼の方が悪者よっ!
そろそろ
LINEしてあげようかな~。
いやいや
まだまだ放置~。
やっぱり
電話をしようかなとLINEしましたが
返事がなかったので帰宅しちゃったわ( ̄^ ̄)