今回の4年生インタビューは、主将・栗山卓也です。 主将という部を代表する立場の彼は日々何を考えながらボートと向き合っているのでしょうか。 その熱い思いを引き出していきたいと思います。

Ca3i0219 Q:ボートを始めたきっかけは? A:仲のいい友達が始めたから、一緒にやってみた

明治大学の部員のほとんどが高校からボートを始める中、栗山がボートを始めたのは小学校5年生の時。すでにボートを初めて7年目と非常に長い付き合いとなっています。 小学校の時は週に一回の水泳とサッカー、週に二回のソフトボールをやっていたそうでなかなか多忙な小学生だったのではないかと感じられます。 特に土曜日にはサッカーとソフトボールがかぶっていたそうで、午前中サッカーをし午後からソフトボールに参加していたそうですが、そのうちソフトボールに熱中しサッカーはやめてしまったようです。そして、仲のいい友達がやっていたボートに出会ったそうです。 初めのうちは優先順位は完全にソフトボールが上で、月に二回しかないボートに対しそこまで思い入れはなかったようです。 しかしボートへの取り組み方が大きく変わったのが中学校入学時。最初はソフトボールに対して熱心に取り組んでいたことから野球部に入ろうと考えていたようですが、野球部は坊主にしなければいけないと知り、野球部に入ることをやめてボート部への入部を決めたそうです。 動機はどうあれその時の決断によってその長い競技生活が幕を開けました。

Ca3i0220 Q:4年間で特に印象深い大会は? A:ない!!

全大会に同じように全力で準備して望んでいるので、優勝した大会であろうと惜しくも優勝を逃してしまった大会であろうと全ての大会に同じように思い入れがあり、「特にこの大会!」というものはないそうです。 全ての大会に同じように全力で取り組んでいるからこそ、特定の思い入れのある大会が出てこないというのは、競技スポーツとしてある意味理想的な取り組み方なのかもしれません。 全ての大会に常に全力でという事は、競技を行うものとして当然の行為かもしれませんが、ここまで突き詰めて行えるというのは難しいのではないでしょうか。

Q:ボート競技の好きなところは A:達成感。特に追い込んだ練習の後がいい

練習の最中は、どう追い込んで練習していくのかを常に考えており、その辛さやきつさにイライラしてしまい口が悪くなってしまうことも多いのだとか。 ただそんなきつい練習であればあるほど、練習後の達成感を強く感じ、ボート競技の魅力を感じているようです。 辛ければ辛いほど、そのあとでボート競技の魅力を感じるというのはボート競技をやったことのある人なら少なからず共感できる部分かもしれないですね。 辛い練習の後に強い魅力を感じるできる人間ほど強くなっていけるのかもしれません。

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Q:もしボートをやっていなかったらどんな大学生だったと思うか A:想像つかない。大学生じゃなかった可能性だって十分にある。

中学の時から真剣にボート競技に取り組んでいたことで、ボートなしの生活は考えられなくなってしまったそうで、高校入学時もボートの事を考えており、2年生の時にインハイ優勝をした時点で、大学の推薦でどこか行けるだろうと考えており、ボート以外での進学を考えたこともなかったようです。 就職活動も、初めは警察を考えていたようですが、このままボートから離れて普通に仕事がやっていけるのか悩んでいた時に、企業でも漕がないかと誘われ、社会人になってからもボートを続けることを決意したそうです。

Q:合宿所生活の思い出、今だから言える秘話等 A:秘話はちょっと…まだしばらく合宿所生活が続くから(笑)。思い出は、1年の時は先輩が怖かった。3年、4年は田中(3年漕手)と遊んでたかな(笑)。

1年生のころ、先輩には良くも悪くもかわいがってもらえたそうでいきなり夜呼び出されたと思ったらウィンナーをボイルして来いといわれ、夜中にウィンナーをボイルして先輩のところまで運んでいたそうです。1本はウィンナーをもらえたみたいです。 3年漕手の田中とはよく合宿所内を追い掛け回したりじゃれあったりと非常に仲良く過ごしているようです。なぜ仲良くなったのかわからず気が付くと仲が良く、バカみたいなことも楽しめる小学校の友達のような感覚みたいです。

Q:好きなメニューは A:豚キムチ

好きなメニューを聞くと即座に答えがかえってきました。他にも、白飯にあうおかずが好きらしく、基本的に味濃いめが好みのようです。 新メニューを考えるんだったらご飯とあって冷めてもおいしいものがいいという希望もいただきました。

同期選手に対してお願いします 1年の時に話し合いの末まとめ役になってからうまくまとめることができなくてごめん。 主将になってからはあんぴ(4年主務赤津)に感謝してます。あ、あとマー君(4年副務河野)にも感謝してます。 みんな支えてくれてありがとう。

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同期マネージャーに対してお願いします

名前:印象など 「一言」 塩崎:第一印象はおとなしそうな印象だったけど接するうちにすごく熱いことがわかった。高校までマネージャーというものを知らなかったが、他人の事で熱くなれるのはすごいと思う。マネージャーの中でもThe マネージャーという感じ。 「煮物がおいしかったのでまた食べたいです」

中村:話していて面白い。まじめだけど面白い。とにかく面白い。 「おもしろいよ」 澤入:俺の癒し。今まではあまり女の子女の子した人とのかかわりが少なかったので、なんか癒される。でも熱く語ると熱く返ってくる。でも癒し。 「僕の事を癒してください」 阿部:最初は静かな印象だったけど言葉に力がある。静かだけど燃えているイメージ。俺がよくいう「蒼く燃えている」っていうイメージそのまま。 「一回紅く燃えている真実ちゃんをみたいな」 寺岡:マネの中で一番仲がいいと思う。TTKの会(Tisato TeraokaとTakuya Kuriyamaのイニシャルを組み合わせたネーミングらしいです)というご飯を食べながら熱く語るという会があり、うまくいかないときに開催することでモチベーションをあげて立て直すきっかけになる。まだ2回しかやったことないけど。 「社会人になってもTTKの会しましょう」 前川:酔ったときめんどくさい。前に一度酔ったチェル(前川のあだ名)が部屋に来て布団に入ってきて爆睡し始めたけど、一緒に寝るのはいやだったから寒い中ダウン来て凍えてたこともあった。 「お酒に飲まれないように気を付けましょう」 後輩にメッセージをお願いします 最後の大会だからという意識になるのはおかしい。1つ1つの大会に全力なら、「最後の大会だから頑張ります」と言えないはず。「最後の~」と言えないように頑張れ Ca3i0217                     俺が優勝まで導いてやるぜと言わんばかりの栗山(右)とUFOでも見たかのような顔の栗山と同郷の鳥居(左:2年) 4年間振り返って 人前で話すことができるようになった。 部として選手とマネージャーの一体感が出てきて嬉しかった。これは後輩に引き継いで当たり前のことにしてほしい。 最後に一言お願いします 「蒼く燃えていこう!!」 ありがとうございました。 担当:3年島田