こんばんは。

西宮市議会議員の松本たかゆきです。

 

知人に会うと、こちらから何か言う前に知事選の話をしてきてくれることも多くなってきました。

政治が身近になるというのは嬉しいことですね。

 

僕は今回、斎藤さんを支持しています。

それは、前回のブログでも書いた通り、失職となった流れに不条理を感じたからです。

 

と言いつつも、思想信条など全く異なる候補者を応援するはずもなく

これまでの実績や掲げている政策など評価されるものだと考えての支持でもあります。

その辺りのことを今回のブログで書いています。

 

ところで、斎藤さんを支持する県民の勢いに伴い、批判の声も以前より出てきました。

難癖に近い批判には触れませんが、まだ真っ当かなと思う意見として、斎藤さんが再選した後の心配をする声があります。

 

「斎藤さんでは県政が停滞する!」という人がいます。

 →では具体的にどう停滞するのか教えてほしいです。

 

「県議会が全員敵でやっていけるのか?」という人がいます。

 →斎藤さんが再選すれば県民の民意は≒「斎藤さんは悪くなかった。斎藤さんに期待したい」ということになりますので、今度は県議会を選挙(民意)で刷新すれば良い話です。

 

「職員のモチベーションが...」という人がいます。

 →トップが変わって自身のモチベーションを下げてしまう(言い方を変えれば外的要因のせいにしてしまう)ような人に基準を合わせて考えるのが正しいのでしょうか。むしろトップが誰であれ、意欲的に働く人事評価制度を構築すべきであり、そのような合理的な考えをできるのが斎藤さんだと思っています。(むしろ斎藤知事になり、働き方改革によって意欲的な職員や優秀な職員はむしろ仕事がしやすくなった職員もいるという話も聞きます。)

 

 

 

支持できる実績や政策に話を戻します。

 

以下、色々書いてますが、とても端的に言うと

斎藤さんには「覚悟と実行力」があると僕は見ています。

 

首長(リーダー)に求めることは人それぞれだと思いますが、詰まるところこの二つを兼ね備えていることが首長を選ぶ及第点だと考えています。

 

選挙の時には多くの首長候補者が良くも悪くも聞こえの良い公約を訴え、共感を募ろうとします。

ただ、重要なことは、その公約を守るべく実行(実現)していくかどうか、というのは言うまでもありません。

 

公約の多くは多額の予算(税金)を要するため、実現しないことも少なくはなく…

そのため、当選後にその政策を反故にしてしまう首長や、「〜の事業には●●億が必要で、今の財政状況ではその費用を捻出できません。しかし、実現に向けて各種事業の見直しを図ってまいります。」というような実行しようとするポージングに終始する首長もいたりするのが現実です(このような首長は議会から猛烈に追及を受ける訳ですが…)。そして、斎藤さんはそのような首長ではないと強く思います。

 

斎藤さんは改革を進める上で自らの処遇も減らしました(給与3割減、退職金5割減)。各方面に見直しや廃止の要求をしていくのであれば、まずは自分からという姿勢は一定評価されても良いと感じています。

(ただ、僕自身は「貰っている分の給料に見合うパフォーマンスを発揮すべき」という考えなので、自ら処遇を削ること自体には強く賛同しませんが...)

 

 そして、初当選した選挙の時に5つのビジョンの実現に向けて行政改革を実行してきました。

(さいとう元彦公式HPより抜粋)

 

言葉にするのは簡単ですが、この行政改革というものは一筋縄ではいきません

それは、(単純な業務効率化であれば良いのですが、)不利益を被る人間も出てくることが多いからです。平たくいうと、「改革すんなよ、今のままがええねん。」という人が一定数いて、その人達から強い反発が想定されるからです。

 

では、斎藤さんがどのような改革を実行してきたのか。いくつか挙げます。

 

65歳以上の天下り制限として、県職員OBの外郭団体への再就職について運用を厳格化し、在籍するOB職員を約60人を削減しました。

 

全国最多であった海外事務所も整理。維持費や人件費で数億円の費用がかかっていながらも井戸県政でそのまま運用されていたようです。ブラジルに兵庫県事務所があっても県民がその恩恵を受けることなんてほぼ無いでしょう...

 

そして、知事選の争点の一つになっている1000億円を要する県庁舎の建替えの見直し

斎藤さんの考えは“在宅勤務やフリーアドレス(自席を設けず、共用のデスクを設置)など働き方改革や、事業の見直しをした上で、必要な執務スペースを精査する。その上で、県庁舎をスリムにする”というようなものです。

 

ここで、参考として昨年建替えた川崎市役所 新庁舎を挙げます。たまたま今年視察で行きましたが、物凄く豪華な建物だという印象で、内装はまるでグランフロントのオフィスタワーようでした。

(川崎市役所エントランス イメージパース ※川崎市HPより引用)

↑夜の外観はこんな感じ

 

この川崎市 新庁舎で、建設費約400億円なので、1,000億円の県庁舎となると、「どれだけ立派な建物が建つんだ、、、」という印象を受けました。

※庁舎に在籍すると想定される川崎市の職員数と兵庫県庁の職員数(職員学校教師等の庁舎に普段いない職員を除いて考える)はざっくり2万人弱とほぼ同数ですので、建築規模も近しいと想定されます。

 

他候補から防災うんぬんかんぬんの拠点との声も上がっていますが、有事の際は各地域に避難場所が必要です。

各地域の学校が避難場所に指定されていることが多いですが、体育館などクーラーが設置されていなければ、夏場は熱中症で亡くなる方が出てしまいそうです。

斎藤さんは行政改革で確保した財源の使い方の一つとして、県立高校にクーラー設置を挙げています。僕は防災の観点でもそのような税金の使われ方の方が県民にとってプラス、且つ効率的だと思います。

 

上記に絡めて言うと、兵庫県は斎藤知事の就任前(令和二年度予算)、県立高校一校あたりの予算は全国ワースト2位でした。言い方を変えれば、子供に対する予算がそれほどまで付けられていなかったのです。

子供達への投資は将来の豊かさや活気に繋がります

そのような将来を見据えた施策をできるのは、子育て当事者であり、今回候補者の中でも最も若い斎藤さんならでは、であるのではないでしょうか。

 

不妊治療における先進医療費(交通費含む)の助成も斎藤さんが公約に掲げ、実現したものの一つです。

今の日本は夫婦の4組に1組が不妊の検査や治療を受けたことがあるという割合になっており、不妊に悩む方は少なくありません

少子高齢化の時代、本来は国が率先して経済的支援をはじめとする若い世代への投資をすべきであると私は考えており、不妊治療の支援もそのうちの一つに挙げられます。

しかし、令和4年から生殖補助医療は保険適用となりましたが、先進医療は対象外となっていました。そこで対象外のところを補完して、不妊に悩まれる方の負担を軽減したという政策ですが、こちらももっと評価されて良いと思います。

 

斎藤さんの実績や政策はまだまだありますので、まだ悩まれている方は下記リンクより斎藤さんのHPを参照ください。

https://saito-motohiko.jp/#top_policy

 

冒頭の繰り返しになりますが、大事なことは当選後、その公約を実行していけるのかどうか、だと思います。

抽象的な公約や聞こえの良い公約に惑わされることなく、具体性や実現性にも目を向けて

ご自身の一票を託す先を決めていただくことをお勧めします。

 

ーーー 最後に ーーー

公職選挙法違反の疑いや、妨害等は、厳格な対応が必要です。

一方で、前提として各県民が各陣営スタッフ、そして各候補者に敬意をもって、この選挙戦を最後まで続けられることを願っています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

松本たかゆき