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「日本はなぜ経済成長したのか(前半)」三橋貴明 AJER2024.6.4

  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

高家望愛から重大発表があります [三橋TV第871回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/PBELmt4qXl0

 骨太の方針2024の議論というか情報戦が始まっています。


 予想通り、財務省は、
「骨太の方針2024原案において2025年度PB黒字化目標を堅持する」
 と報道し、既成事実化を図ってきました。


 まあ、原案は財務官僚が書いているので、当たり前なのですが、勝負はここからです。


 何しろ、財政政策検討本部の提言は、いの一番に、
「1.2025年度のPB黒字化に固執することを断固反対する。」
 となっているわけでございます。


 これから始まる自民党政調の議論で、徹底的に抗戦して欲しい。このままPB黒字化目標を堅持するならば、
「9月の総裁選挙における岸田再選支持はあり得ない」
 と、総理に詰め寄らなければならない。

PB黒字化目標「25年度」の堅持明記へ 骨太の方針原案
 政府が月内にまとめる経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)の原案の財政部分が判明した。国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)について「2025年度の黒字化を目指す」との目標を明記する。黒字化目標は22、23年と続けて言及を見送っていたが、堅持する方針を明確に示す。
 原案では「後戻りさせることなく債務残高対GDP(国内総生産)比の安定的な引き下げを目指し、経済再生と財政健全化を両立させる歩みをさらに前進させる」とも盛り込んだ。(後略)』

 

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特別コンテンツ「三橋貴明×宇山卓栄:日本人はどこから来たのか(前編)」がリリースになりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

 

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 ある方に奨められて、映画「関心領域(The Zone of Interest)」を観ました。


 アウシュビッツ強制収容所と隣り合っている邸宅で、所長のルドルフ・ヘスと家族たちが「幸せに暮らしている」狂気を描いた作品ですが、ほぼ実話です。実際に収容所の隣の豪邸でヘスと奥さん、子供たちが楽しそうに暮らしている映像が残されていたりします(庭は映画ほど広くないですが)。


 わたくしは、映画ではなくリアルの映像の方を見たとき、ヘスの家族たちが楽しそうに、笑って暮らしており、男の子が庭に設置されたブランコで楽しそうに遊んでいるシーンを見て、愕然としました。


 子供たちはともかく、ヘスの奥さんは「お隣」で何が行われているのか、知っていた。それでも、笑って夫や子供たちと楽しく暮らしていたわけです。映画では、夫の転勤時に収容所の隣の家で暮らすことに固執していました。


 なぜか?
 

 お隣で「何」が行われているかについては、関心領域の「外」だったためです。人間とは、そういう生命体なのですよ、所詮は。


 何を言いたいか、分かりますか?


 実質賃金が25カ月連続で対前年比減となり、輸入物価上昇に起因するコストプッシュ型インフレに国民が苦しんでいる。


 正しい政策は、とりあえずは「消費税の廃止」です。それにも関わらず、多くの国会議員は「正しい政策」から目を背ける。財務官僚は、この状況にありながら、PB黒字化目標に堅持している。


 なぜか?


 国民の苦しみや国家の凋落が、彼らの関心領域の「外」だからです。


 さあ、どうするのか? 


 簡単です。消費税廃止に代表される正しい政策を、彼らの「関心領域」にぶち込むしかない。そのためには、パワーが必要なのですよ。

 

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