今日もまたおもしろくないお話ですが、お付き合いください。
15日、陸山会事件で強制起訴された小沢民主党元代表の9回目の公判が行われ、検事が事実と異なる捜査報告書を作成していたことが明らかになりました。
大阪地検の証拠改ざん、隠蔽事件で担当検事が実刑になり、上司の特捜部長と副部長が14日に懲役1年6ヶ月を求刑されるなど、検察の信用が失墜してしまっているというのに、今度は捜査報告書の虚偽記載。
小沢氏の政治資金収支報告書の「虚偽記載」を捜査している検察が、捜査報告書を「虚偽記載」。何やってんでしょうかね。
「虚偽記載」を調べている検察が「虚偽記載」をしちゃあいけませんわな。
何が何でも小沢一郎を有罪にしたいという思惑が見え見え。
一体、この国の検察はどうなっているんでしょうか?
まぁ、学のない私がえらそうに検察組織のことをとやかく批判するつもりも、批判する能力もありませんので、これ以上は言いませんが、ひとつだけ不思議に思ったことがありますので、そのことをちょっと書かせてもらいます。
それは、検察の捜査報告書「虚偽記載」に関する新聞報道です。
全国紙で唯一1面で取り上げたのは読売新聞だけ。
朝日新聞は社会面でほんのわずかに取り上げただけで、毎日新聞は記事そのものがありませんでした。
16日の読売新聞朝刊1面。虚偽記載の記事は、1面のほか社会面でもほぼ半ページを割いて書いていました。
こちらは、同じく16日の朝日新聞朝刊。記事は社会面に小さく掲載されていました。
陸山会事件では、地検特捜部が小沢氏を「不起訴処分」としたものを検察審査会が「起訴相当」としました。
小沢氏が強制起訴された時は、新聞各社はさんざん小沢氏を悪者扱いにして叩きに叩いていたのに、昨日の公判で明らかになった捜査報告書の「虚偽記載」については、まともに取り上げたのは読売新聞だけ。
これは一体、何なんでしょうかね。
報道の自由とはこういうことじゃないでしょう。
伝えるべきことはちゃんと伝えてほしいですね。
別に私は小沢氏の肩を持つわけでもなんでもありません。
むしろ、小沢さんを嫌っているくらいですが、今回の報道のあり方には疑問を感じますし、マスコミに対する不信感が募ります。
2日連続でマスコミ批判の面白くない内容のブログになってしまいました。
明日からはまた「のんびりブログ」に戻りますのでどうかお許しを。