知事選挙の結果が出てからちょうど一週間。
まだまだ話題に事欠かない兵庫県政ですが、
一向にこの騒乱状態とも言える状況が収まりそうにありません。
私が書いたブログで、
多くの兵庫県民の方に不快な思いをさせてしまっていることについては、
まずもって心からお詫び申し上げます。
でも、増山県議が部分切り取りで私のブログを晒していましたが、
誤解を避けるために一つだけ申し上げておきたいのは、
「愚民」とか「オツムのよろしくない烏合の衆」から票を集めるのが、
選挙に勝つ秘訣であると公言し、
それを実践しているのは立花孝志氏です。
そのことは過去ブログにも書きましたし、
改めてここで強調しておきたいと思います。
つまり私が言いたいのは、
今回の選挙は多くの兵庫県民がこの立花氏の策に嵌ってしまったことで、
本当に正しい投票行動を行ったのかどうかについて、
強い疑問を持っているということです。
私が選挙期間中からこのブログを毎日のように書き綴っているのは、
今回のような選挙が罷り通ってしまったら、
もう日本の国は終わってしまう。
そんな危機感を強く、強く感じているからです。
私のブログやYouTubeにコメントを書き込んでこられる方で、
「民主主義の下で正当に行われた選挙結果だから、
いつまでも悪あがきしないで素直に受け入れろ!」
といった趣旨の発言があります。
私が申しあげたいのは、
今回の選挙が民主主義の下で正当に行われた選挙だと言えないと思うから、
こんなことでは日本の民主主義が破壊されてしまうと思うから、
毎日キーボードを叩いている訳です。
私が今回の選挙に持つ違和感は大きく二つあります。
一つは、立花孝志氏が自分の当選を目指すのではなく、
齋藤氏を応援すると公言して立候補したこと。
公職選挙法では候補者1名につき、街宣車一台、拡声器一式と明記されています。
立花氏がやったのは齋藤氏の礼賛と告発者のこき下ろし。
つまり齋藤氏は自らの手を汚すことなく、
ヒール役は立花氏に担当してもらい、
街宣車二台と拡声器二式という
他の候補者の二倍に相当する機動力で選挙戦を戦っていたのです。
政見放送も結果として齋藤氏には、
他の候補者の二倍の時間が与えられたのです。
公職選挙法では他の候補者の応援をするために立候補してはならないとは書いていません。
当たり前です。
そんな非常識なことをしでかす人の出現など想定していないからです。
でもこれが罷り通ってしまったら、
金さえあれば一人の候補者を当選させるために、
応援専門候補者をいくらでも立候補させることができてしまう。
それこそ民主主義の破壊です。
それともう一つ、齋藤氏が周到かつ緻密な計画に基づいて行った印象操作による民意の誘導です。
このブログで何度も書きましたが、
今回の知事選挙は、
議会をはじめ齋藤氏の三年間を見てきた多くの人々から、
齋藤氏が知事としての適格性を欠いていると判断されたことで執行されたものです。
齋藤氏を支持しておられる方は、
齋藤氏のことを改革を断行しようとした若きヒーローが、
既得権益側にいる人間たちから寄ってたかって圧し潰され、排除されたのだと、
固く信じていらっしゃると思います。
ここでその認識は事実と異なるということを
私がいくら書き連ねても耳に入らないと思うので書きません。
今、警察や検察が今回の選挙で何が起きたか調査をしているはずです。
ですからその結果を沈着冷静に待ちたいと思います。
そして最後に、
増山県議に切り取られて晒されたブログは消去しました。
また、「内部告発」と題して限定公開していたYouTube動画も非公開としました。
理由は私の込めた意図を残念ながらくみ取っていただけない方から、
容赦ない誹謗中傷コメントが次から次へと書き込まれるからです。
なぜ公開しないのかとのお問い合わせもいただいていますが、
これは私のブログであり、YouTubeチャンネル。
私の意志で決めています。