今日は,パチパチ「そろばんの日」です。
珠算やピアノや書道などの「習い事」が
動物を犠牲にしていることは知っていますか?
①そろばん
珠の素材は木材のほか,
牛骨やカゼインプラスチックなど
動物由来素材も使われます。
カゼインは、牛乳やチーズなどに含まれ,
カゼインプラスチックの略称でもあります。
カゼインは、
食品化学や材料化学の分野でさまざまに利用されています。
・栄養補助剤
・安定化剤:加工飲料や化粧品(特に乳液)など。
・カゼインプラスチック
象牙に似た外観の熱可塑性のプラスチックで,
印章、ボタンなどの材料として工業的に利用されています。
象牙の代用品として利用されたり,
戦争中は、兵営の飲用や戦闘機のプロペラ材料にされました。
・プロミックス
東洋紡によって開発され,絹に似た風合いが特徴です。
・塗料
古くから塗料原料(主には皮革用塗料)として使用されています。
・接着剤
初期の集成材や、戦闘機にも使われましたが,トラブルが多かったそうです。
動物たちは自分の命を奪われたのに「トラブルが多い」とか,
人間はどこまで傲慢なのでしょうか…。
②ピアノ
鍵そのものは、ほとんどの場合木でできており、
かつては白鍵は象牙を貼っていることが多かったのですが、
現在では合成樹脂製付き板を使ったものが多いです。
問題は弦です。
弦に直接触れるハンマーヘッドは、
一時樹脂製のものが用いられたこともあったのですが、
今ではほぼ例外なく羊毛のフェルトでできています。
またペダルを踏みっぱなしにして,
夜間練習などのために、弦とハンマーの間にフェルトを挟んで、音を弱くします。
もともとはハンマーと弦の間に薄い皮や羊皮紙などを挟み、
音色の変化を愉しんでいました。
そしてハンマーには,革で覆われたものもあります。
ここでもまた,「夜間練習」や「音色の変化」のために,
動物たちは尊い命を無理矢理奪われたのです…。
③筆と墨
筆は、字や絵を書くための道具であり,
化粧に用いる人もいますよね。
材料の毛には通常、獣毛が利用されます。
(化学繊維や藁や竹も使われますが、まれです。)
・剛毛(馬・イタチ・狸など)
・柔毛(羊・猫・リスなど)
特に羊毛は、作成直後は透き通るような白い色をしていますが、
使い込むに従って銀色に、さらに長年を経ると黄金色に輝くんだとか…。
・「特殊筆」として、鶏・孔雀・マングース・ムササビの毛を用いたもの。
・剛毛と柔毛の数種類の毛をまぜて、
弾力をもたせて適度に書きやすくしたものは
兼毫(けんごう、兼毛とも)と言います。
・コリンスキーセーブル筆
チョウセンイタチ(コリンスキーセーブル)の
尾にある毛を原毛として使った高級毛筆で,
なんとイギリス王室からの依頼で
文具メーカーのウィンザー・アンド・ニュートンなどが制作しているそうです!
イギリス王室はやっぱり最悪ですね!
・根朱筆(ねじふで)
特定環境にいるクマネズミの背中にある水毛を使用した筆で,
滋賀県の琵琶湖畔にいるクマネズミの毛が使用されていましたが、
護岸工事などで生息環境が変わってしまい入手困難となっているそう…。
・狸毛
白狸毛と黒狸毛があり、白狸の方が上質だそうです。
筆の達人である空海(弘法大師)が
中国で得た製筆法を著した『狸毛筆奉献表』などにもみられるということで,
空海への気持ちが一気に冷めました!
そして墨には、
ニカワ(コラーゲン・ゼラチン成分)が入っています。
ニカワは,ゼラチンを主成分とする接着剤・分散剤(界面活性剤)で,
主に牛や豚の皮や骨などを利用して生産されていますが、
魚の鱗や皮の他、中国ではロバの皮から作る阿膠(あきょう)があります。
世界的にニカワの原料は畜獣が多く用いられますが、
獣肉の食習慣が薄かった日本では,
魚もニカワの原料とされました。
「にべもない」のニベとは
かつて浮き袋が膠原料として重視された魚のことだそうです。
ただし「安価な海外の」魚のコラーゲンは
品質が「劣悪」だとされています。
魚の命を奪っておいて,
「劣悪」とか「安価」とか「海外」とか,
もう二度と筆は持たないと決めました!
そしてニカワやゼラチンは,
他の「習い事」にも使われています…。
・弦楽器:バイオリンなど。
・和弓
・フィルム・印画紙 → デジカメやスマホにしましょう!
・美術:日本画,中国の絵画、チベット・ネパールのタンカ,西洋絵画。
絵画の修復など。
・アーティスティックスイミング:頭髪を固めるのに使い,水には溶けず、
湯で溶けるのでシャワーで洗い流すのに都合が良いとか。
その他,建築,化粧品,医薬品,弾道ゼラチン,食品など,
数限りなく使われていますが,
本日はあくまでも「習い事」にとどめておきます…。
いかがだったでしょうか。
今日は2本目の投稿になりますが,
1本目が比較的明るかったのに対して,
これは心が疲れました…。
こんなに動物を犠牲にしておいて,
のうのうと生きていた自分が許せないし,
これから私がどんなに活動しても,
動物は助からないんじゃないかって思えました。
もちろん一瞬ですがね…。
これで諦めるわけにはいきません!
何としてでも,
どれだけかかっても,
可哀想な動物たちを救い出さないと!
それには皆さんのお力が必要です!
どうかお力をお貸し下さい!
本日2本目の投稿も最後までお読み頂き,ありがとうございました。