昨日、舛添要一参議院議員が自民党を離党して「新党改革」を結成しました。
自民党再生に向けて顔になりえる政治家の一人であっただけに、大変残念に思います。

舛添議員とは今年2月に「経済戦略研究会」を立ち上げ、日本が経済の国際競争に勝つための成長戦略について検討を重ねてまいりました。
民主党政権にはその成長戦略が欠落しており、日本経済を救う具体策を自民党として早急に示さなければならないと危機感を共有していました。

自民党は、離党者が相次ぎ、人材が流出している事態を真摯に受け止めねばなりません。
離党者の多くは現在の執行部では自民党は変えられないとの思いから、執行部の刷新を求めていました。
世論調査が示すように、鳩山内閣の支持率が急激に下がっているにもかかわらず、自民党はその受け皿になれていません。
国民から見るとまだまだ旧い自民党から脱却していないと思われているのです。

今、早急に着手すべきは「世代交代」、そして「派閥解消」「世襲制限」など、旧い体質を抜本的に改めることです。
自民党には経済、外交・安全保障から福祉、教育政策に至るまで、幅広く若手人材が揃っており、ここは思い切って登用することが必要です。
そして中道右派の考えに立ち、地域のつながりや、家族・人のつながりを大事にする保守としての立ち位置を明らかにすると同時に、成長戦略を重視し、「小さな政府」を目指す政党でなければなりません。
但し、党内には違う考えの人もいますので、そこは時代に合わせ、将来を見据え、私たちが一つにまとまることができるかが重要です。
谷垣総裁の主張する党内の「一致団結」は大事ですが、それが単なる「もたれ合い」になっていてはなりません。

厳しい道のりですが、私はもう一度自民党を立ち直らせることに全てを懸け、勝負をしていきます。
必ず党改革を果たし、真に国民から信頼され、再び期待を託したいと思われるよう、今後とも党の再生に全力を尽くしてまいります。