プロ野球史上最強のチームを挙げろと言われたら、もちろん
広岡、森監督時代の西武ライオンズと答える。

本当ならV9時代の読売ジャイアンツと答えるべきなのだろうが、私がリアルタイムで知っているのが西武ライオンズ黄金時代である。機動力を駆使して、打力もあり、守備力や投手力も盤石だったのが西武ライオンズ黄金時代である。


先日、同級生Yくんと紅茶屋さんで紅茶を飲みながらプロ野球の話で盛り上がった。最後のほうで話題になったのが、

プロ野球史上最弱チームはどこか?

である。

考えてみた結果は以下の通り。

暗黒時代の阪神タイガース

イチローが抜けたオリックスブルーウェーブ

TBSが親会社だった頃の横浜ベイスターズ

2005年の楽天イーグルス

あたりだろうか。

創立当初の楽天イーグルスは責められない。オリックスと近鉄の、実力派の選手をオリックスバファローズに持っていかれたからだ。ここで最弱チームとするのはなんとも気の毒だ。とにかくプロ野球チームの体をなさなかった。

TBSが親会社だった頃の横浜ベイスターズも弱かった。たった5年以内でマシンガン打線の面影を無くしていたのが痛々しかった。ベイスターズの場合はTBSがそれほどバックアップしてくれなかったことも大きかった気がする。

イチローが抜けた後のオリックスブルーウェーブも弱かった。こちらはあまりにもインパクトが強烈過ぎるので、後で触れることとする。

色々と考えてみた。やはり長いスパンで見れば、
暗黒時代の阪神タイガース
を推したい。

1985年日本一の立役者になった伝説のクリーンナップである、バース、掛布、岡田を擁して断トツの最下位になったのが、1987年だった。それ以降、亀山新庄フィーバーが起きた1992年以外はBクラスが定位置で、1987年~2001年までの15年間に最下位が10回と、可哀想になるくらいに惨めなチームだった。
ある年の東スポの一面に
「阪神トップ      最下位票」
なんてあったほどだ。
誰が監督やっても、素晴らしい選手を揃えても勝てなかったこと、負け続けても危機感を抱かなかった球団フロントがあっての暗黒時代だった。

それでも熱心に応援し続けたタイガースファンは素晴らしい。最後まで優勝争いをした1992年と2003年のリーグ優勝時の、タイガースファンの熱気は凄まじかった。タイガースファンがアツくなると盛り上がれるところが面白いと思う。もう暗黒時代には入らないでほしいとタイガースファンでなくても願ってしまう。

借金(負け越しの数)がこれだけ多かったこともあり、史上最弱チームに推したいのだ。まだ借金11で済んでいるなんて言えるあたりは暗黒時代を経験しているからだろう。

ヤクルトスワローズをリーグ優勝4回に導いた野村克也氏を迎えても3年連続最下位が定位置だった。

弱くても熱心に応援し続けたタイガースファンは素晴らしい!ファンの熱狂さが日本中を明るくさせる。