大した物ではありませんがお題の通り、久しぶりに新品で模型車輌を購入しました。購入したのは
マイクロエ-スのワキ700です。
新品車輌を購入したのはTOMIXのC58 239以来です。当初これが発売予告された時はスルーするつもりでしたが、他の方のブログを見て心が揺らぎ、量販店で見てみるか?となったが最後、気持ちが変わる事となってしまいました(苦笑)。
本当はもうひとつ別の模型車輌も欲しかったのですが、緊縮財政の都合もあり、二つの量販店で別の奴は片方の店にひとつ、もう片方には三つ有ったのに対して、ワキ700は後者にひとつだけの在庫だったのでワキの方を購入しました。
製品予告が出た時に書いたのと重複しますが、簡単にワキ700について書けば戦時中の昭和18年に海軍の魚雷や爆弾、飛行機部品を運ぶ為に作られた (当時としては)大型貨車で、ホイストクレーンが付いている事から戦後は貨車としての使用より機関区での救援車として使用される事が多かった車輌です。
その特殊な用途・生い立ちから刺激されたのか、知る限りでは金属キットがワールド工芸とMODEL21から、ペーパーキットが甲府モデルから発売されました。しかしながら流石にプラ量産品は無かろうと思っていたらマイクロエ-スが発売した次第。
しかし、初めの方で書いた様に当初は発売予告を見ても購入はスルーするつもりとした理由が二つありまして、ひとつは「部品共用のため、一部実車と異なります」と書いてあった事。もうひとつはそう書いてある様な車輌の割に発売価格が高かったからでした。前者は何が異なるのか?ひょっとして過去に出したワキ1/1000の床下を利用して作る事としたら全長が短くなる。後者はその様な製品なら2輌セットで税別¥4400、税込¥4840はちょっと高いのでは?と思ったからでした。
そう思っていたのに見ると欲しくなるとは自分の性格が子供そのもの、子供の頃から全く進歩が無い事を示していますが(苦笑)、一応弁解を試みると前者に関してはKATOやTOMIXの古い貨車はスケール通りじゃなかったりするのが有名ですが、自分は気にしないで使っているのだから明らかに変じゃなければ許容範囲じゃないのか?後者に関しては金属キットよりも安いし、量販店からの購入なら多少安くなる、というものです。果たして弁解としてOKでしょうか?(笑)。
で、一応模型を比較してみます。我が家には作りもしない金属キットが多数あり、その中にMODEL21のワキ700もあります。またマイクロエ-スのワキ1も所有していますのでこれらと比較すると
上からMODEL21のキットの車体、マイクロエ-スのワキ700、同ワキ1・3次形となります。
実車でワキ700の全長が14750mm、ワキ1が13950mmですからワキ1よりワキ700の方が長くなくてはならない(因みに模型では5.3mm)のにMODEL21より短く、マイクロエ-ス同士が同じ長さです。厭な予想が的中してしまいました(苦笑)。多分同時に出たレキ1も同様の事が書かれていたのでワキ1の床下を利用したタイプなのが濃厚です(笑)。今の模型価格高騰はそれだけ各所拘って作られているから故と考えてますので、いくらコストダウンと言っても床下なんてほとんど板みたいな作りだけに「こんな所ケチってタイプなんて馬鹿じゃない?」と、ガッカリしてしまったのは確かです。
それだけにMODEL21と比較するとやはり寸詰まり感が出てしまっています。
とはいえNゲージを趣味とする方でこんな古い貨車にとことん拘りをみせる方は極めて少数だと思いますし、比較しなければ明らかに変だとも感じない(と思う)ので、ここはこんなマイナーな貨車がプラ量産品で発売された事に感謝して、貨物列車の中にアクセント的に加えたり、機関区での救援車として置くなりして楽しみたいと思います。
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