惑星ウッドストックF.H.B

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『惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド』

記念すべきメガCDソフト第1作目であり、メガCDクソゲー第1作目でもあります。



実在する架空のバンド(なんだそりゃ?)《ファンキーホラーバンド》を題材にしたRPGです。

当時一部で人気があった《ファンキーホラーバンド》。
宇宙からやってきた宇宙人が演奏しているという設定のバンドで、本人達の姿は一切公表されないコミカルバンドが存在していました。



そのバンドをモチーフに制作された作品が『惑星ウッドストックF.H.B』です。



宇宙を演奏旅行中、宇宙船が故障、惑星ウッドストックに不時着します。
その際、メンバーの楽器がちりじりに飛ばされて行方不明。
そこで、不時着現場にやってきたウッドストックの住人である主人公の少年と共に楽器を見つけるベく、冒険の旅に出ます。



内容はオーソドックスなロープレですが、戦闘方法が武器でドツクのではなく、楽器を使ってメロディを奏でることによって、攻撃なり回復なりするわけです。

いわゆる精神攻撃に近い感じですね(あぶね~な~)。

そのメロディも、流れるような音楽ならば気持ち良いのですが、ボーンとかポロロンとか、たいしたメロディではありません。



そして、全5章構成の内、2章と4章はバンドの歌にのせたビジュアルで、一切プレイせず終わります。

初プレイで2章に入ったときに気合入れたら、肩透かし食らいました。
最初は故障したのかと思いました。



本作はメガCDの大容量のメモリーと高音質のPCM音源の威力を宣伝するために作られたようですが、殆ど《ダンテ(パソコンで使えるRPGツクール)》で作られたような画面で、戦闘シーンも背景が真っ黒。かなり同人ソフト的なものを感じます。


本来ならばロンチタイトルの『LUNAR』がメガCD本体と同時発売だったのが、開発が遅れ、急遽でっちあげたソフトになってしまいました。



更に悲しい話しは、中古が出回り出すと、最初は普通に売られていたものが、時間がたつにつれ、5円とか、さらには「ご自由にお持ち帰り下さい」とまで落ちぶれてしまいました。



確かに音質は良かった。ビジュアルシーンもPCエンジンより長時間だった。
でも、つまらなかったっ!!



残念でしかたがありません。それでも3回ぐらいはプレイしたかな?
もちろん売ったりしませんでした。

そのかわり、速攻で『天下布武』買いに行きましたけどwwwwww



これが悪かったのか、国内ではメガCD本体が10万台前後しか売れませんでした。良いソフト結構出たんですけどね…。



そんなこんなでクソゲーの仲間入りを果たした本作ですが、結構愛着あります。
今でも手放せません。
この前、Aランクサンダーをクリアした後、久しぶりに立ち上げて、オープニング見ました。

今見るとちゃちいけど、懐かしかったです。



新作もいいけど、たまにレトロゲームをプレイすると、今の新作のありがたみを痛感します。



F.H.Bありがとう!


追記
『アンリミテッド・サガ』も5円で売ってました。
もちろんゲット。
…F.H.Bよりつまらん。何故?