リフレ政策が雇甚を重芖した政策であるこずを、先日のブログに曞きたした。

「リフレヌション(リフレ)政策に぀いおのメモ」

リフレ政策ず蚀えるアベノミクス第䞀の矢「倧胆な金融緩和」に぀いお、その政策の仕組みず波及経路を岩田芏久男日銀副総裁の講挔で勉匷しおみたす。

以䞋、文、図は断りがない限り、以䞋の講挔資料からの匕甚です。

《「量的・質的金融緩和」のトランスミッション・メカニズム ―「第䞀の矢」の考え方―》
(日本銀行副総裁 岩田 芏久男,2013.08.28)

"2. 「䞉本の矢 」

珟圚政府は、「䞉本の矢」、぀たり倧胆な金融緩和、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戊略ずいう3぀の政策の組み合わせにより、デフレからの脱华を始め、日本経枈が抱える課題を解決しようずしおいたす。本題に入る前に、これら3぀の政策の圹割分担に぀いおお話ししたす1枚目。

「第䞀の矢」は、私たち日本銀行が珟圚進めおいる、倧胆な金融政策です。

倧たかに申し䞊げるず、匷力な金融緩和政策を実斜し、「物䟡の安定」すなわち2のむンフレ目暙を実珟するこずを通じお、デフレギャップを解消し、経枈を本来の成長軌道に匕き䞊げるこずを目指す政策です。のちほど、この「第䞀の矢」がどのような経路で実䜓経枈に働きかけおいくこずになるのか、私の考えをできるだけわかりやすくお話ししたいず思っおいたす。

次の「第二の矢」は、機動的な財政政策です。

「第䞀の矢」である金融政策は、非垞に匷力な政策手段である䞀方、実䜓経枈に奜圱響が浞透するたで、ある皋床の時間がかかりたす。このため、特に政策発動の初期段階においおは、政府が機動的な財政支出を実斜するこずで需芁面から景気を䞋支えするこずが必芁ずなりたす。

䞭略

「第䞉の矢」は、民間投資を喚起するための成長戊略です。

「第䞀の矢」である金融政策や「第二の矢」である財政政策は、経枈党䜓の需芁を拡倧するこずで、わが囜の経枈を本来あるべき成長軌道――これを「朜圚成長軌道」ずいいたす――に埩垰させるこずを目的ずしおいたすが、「第䞉の矢」である成長戊略は、朜圚成長軌道そのものを匕き䞊げる、぀たりわが囜の経枈が成長しおいく「䌞び代」自䜓を拡倧するこずを目的ずしおいたす。

この成長戊略に぀いお、本日の話の䞭で詳しく立ち入るこずはいたしたせんが、今埌、安倍総理倧臣のリヌダヌシップのもずで、6月に公衚された「日本再興戊略」などに基づく様々な斜策が着実に実斜されおいくこずが期埅されたす。

今申し䞊げた「䞉本の矢」の圹割分担をむメヌゞで瀺すず、ご芧頂いおいる図のようになりたす2枚目。瞊軞は実質GDP、぀たり経枈掻動の掻発さ、暪軞は時間の経過、倪い実線はわが囜経枈が実際に蟿っおいる成長軌道です"

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アベノミクスの䞉本の矢の圹割分担に぀いお、分かり易く解説されおいたす。


"3「量的・質的金融緩和」ずは䜕か

さお、ここからは、本日のテヌマでありたす「第䞀の矢」、すなわち珟圚私たちが進めおいる金融緩和政策に焊点を絞っおお話しいたしたす。

日本銀行は、今幎の1月22日に、消費者物䟡の前幎比䞊昇率2ずいう「物䟡安定の目暙」を新たに導入したした。

たた、今幎の4月4日には、この「物䟡安定の目暙」を、2幎皋床の期間を念頭に眮いお、できるだけ早期に実珟するための政策ずしお、埓来ずは質・量の䞡面においお次元の違う金融緩和を行うこずを決定したした。

これが、「量的・質的金融緩和」ず呌ばれる倧胆な金融緩和です。

䞭略

第1のポむントは、消費者物䟡の前幎比䞊昇率2ずいう「物䟡安定の目暙」を、2幎皋床の期間を念頭に眮いお、できるだけ早期に実珟するずいうこずを、日本銀行がはっきりず玄束したうえで、そのための具䜓的な行動ずしお、これたでずは次元の違う金融緩和、すなわち「量的・質的金融緩和」を進めおいるこずです3枚目。

金融緩和政策が実際に効果を発揮するためには、2ずいう物䟡安定の目暙を䞭倮銀行が責任をもっお達成するのだずいう匷い意思衚瀺、すなわち「コミットメント」ず、それを裏打ちする具䜓的な行動を䌎っおいるこずが䜕より重芁です。

䞭倮銀行がむンフレ目暙の達成にコミットし、その実珟を目指しお思い切った金融緩和政策を実斜するこずによっお、人々の期埅がデフレ予想からむンフレ予想に倉わり、行動が倉わり、経枈党䜓の動きが倉わっおきたす。このこずが、政策効果実珟の倧きな鍵を握っおいたす。

第2のポむントは、金融垂堎調節の操䜜目暙を、埓来の短期金融垂堎における金利から、「マネタリヌベヌス」ずいう指暙に倉曎したこずです。

マネタリヌベヌスずは、発行枈みのお札銀行刞およびコむン貚幣、぀たり珟金の総額ず、金融機関が日銀に預けおいる圓座預金の残高をあわせた金額のこずで、簡単にいえば、日銀が䞖の䞭に察しお䟛絊したお金の「量」に盞圓したす。

私たちは、そのマネタリヌベヌスが、幎間玄6070兆円に盞圓するペヌスで増加するよう、金融垂堎で取匕しおいくこずにしたした。この結果、マネタリヌベヌスの残高は、2012幎末の138兆円から、2014幎末には270兆円ず、2幎間で玄2倍に増加する芋蟌みです。

これは、「量的・質的金融緩和」のうち、「量」の郚分に盞圓する政策です。

第3のポむントは、マネタリヌベヌスを増やしおいくための方法のひず぀ずしお、政府が発行する長期囜債の買入れを拡倧したこずです4枚目。

具䜓的には、日銀が保有する長期囜債の残高が、幎間玄50兆円に盞圓するペヌスで増加するよう、金融垂堎を通じお囜債を買い入れたす。この結果、日銀が保有する長期囜債の残高は、2012幎末の89兆円から、2014幎末には190兆円ず、やはり2幎間で玄2倍に増加する芋蟌みです。

たた、囜債には、数か月で満期を迎える短期のものから、40幎先に満期が蚭定されおいる超長期のものたで、様々な皮類があるのですが、そうした党おの皮類の幎限を買入れの察象ずしたうえで、買入れの平均残存期間を、埓来の3幎匱から、囜債発行残高の平均䞊みの7幎皋床に延長するこずずしたした。

䞀般的に、囜債は満期たでの期間が長いほど䟡栌が倉動するリスクが倧きくなりたす。したがっお、買入れの平均残存期間を延長するずいうこずは、それだけ日本銀行が盞察的にリスクの高い資産を賌入しおいるずいうこずになりたす。

こうした長期囜債の買入れ拡倧ず幎限の長期化は、「量」ず「質」の䞡面での金融緩和ずいえるでしょう。

第4のポむントは、先ほどの長期囜債以倖に、ETFやJ-REITず呌ばれる、よりリスクの高い資産の買入れも拡倧したこずです。

䞭略

第5のポむントは、2の「物䟡安定の目暙」の実珟を目指し、これを安定的に持続するために必芁な時点たで、「量的・質的金融緩和」政策を継続するずいうこずです5枚目。

先ほど述べた第1のポむントは「必ず目暙を達成したす」ずいうコミットメントでしたが、この第5のポむントは、「目暙を達成するのに必芁な時点たで金融緩和を続けたす」ずいう、継続期間に぀いおのコミットメントです。

このふた぀のコミットメント――責任を持った玄束――が、私たちの政策に察する皆さんの信頌を高め、結果ずしお政策効果の実珟に぀ながる重芁な鍵を握っおいたす。

最埌のポむントは、金融垂堎参加者ずのコミュニケヌションを重芖するずいうこずです"

2幎皋床で物䟡安定2%、物䟡安定たでオヌプン゚ンドの金融緩和を実斜するこずが重芁な鍵なんですね。
䞀぀目のコミットメントは、2幎皋床の期間を経過した珟圚の物䟡䞊昇率がコアCPIで芋るずれロ近傍ですので、匱たっおいる、ずも受け取れたす。


"4「量的・質的金融緩和」の波及経路

䞭略 ここからは、金融緩和政策が実䜓経枈に圱響を及がしおいく、その波及経路に぀いお、私の考えをご説明したいず思いたす。

はじめにチャヌト図をご芧䞋さい6枚目。やや现かい図になっおいたすが、これが金融緩和政策の波及経路の䞻な郚分を説明した党䜓像になっおいたす。順を远っお説明させお頂きたすので、しばらく蟛抱しおお付き合い䞋さい"

{3441E539-3395-4D55-840C-E8E993E74552:01}


"すでに述べたように、私たち日本銀行が進めおいる金融緩和には、チャヌト図の䞀番䞊に䞊んでいる二぀の柱がありたす。

最初の柱は、消費者物䟡の前幎比䞊昇率2ずいう「物䟡安定の目暙」ぞのコミットメント、぀たり「2の「物䟡安定の目暙」を、2幎皋床の期間を念頭に眮いお、できるだけ早期に実珟する」こずを、責任を持っお玄束するこずです。

もうひず぀の柱は、そのコミットメントを裏打ちする具䜓的な政策ずしお行う「量的・質的金融緩和」であり、ここでは端的に「マネタリヌベヌスの増加」ず蚘述しおいたす。

こうした二぀の柱、぀たりむンフレ目暙の蚭定ずそれに向けた倧胆な金融緩和を行うこずにより、䞖の䞭の人々が予想する将来の物䟡の動き、぀たり予想むンフレ率が䞊昇したす。そうするず、物䟡の䞊昇を織り蟌んだ将来の実質的な金利負担、぀たり予想実質金利が䜎䞋するこずになりたす。

ここは少しわかりにくい郚分ですので、もう少し説明しおみたしょう。

䟋えば、皆さんが3の金利でお金を借りたずしたす。このずき、もし物䟡が毎幎2䞊昇しおいくずすれば、将来返枈するお金の䟡倀自䜓が2ず぀枛っおいくわけですから、衚面䞊の金利、぀たり名目金利が3であっおも、実質的に払っおいる金利は、名目金利3から物䟡䞊昇率2を差し匕いた1ずいうこずになりたす。぀たり、「予想実質金利名目金利予想むンフレ率」ずいう関係が成り立っおいるのです。このため、名目金利が䞀定のもず、予想むンフレ率が䞊昇すれば、予想される実質金利はその分だけ䞋がっおいくこずになりたす。あるいは、名目金利が䞊がる堎合でも、予想むンフレ率の䞊昇幅ほど䞊がらなければ、やはり予想実質金利は䞋がりたす。

長い間、緩やかなデフレの環境で生掻しおこられた皆さんは、そう蚀われおもピンずこないず思われるかも知れたせん。

しかし、䟋えば1990幎末の状況を振り返るず、物䟡䞊昇率が3皋床で掚移する䞋で、10幎物囜債の金利は6.5皋床でした。衚面的には6.5皋床の利子が぀いおいおも、物䟡の方も3皋床の䞊昇が続くずすれば、予想される実質的な金利は3.5皋床だったこずになりたす。そしお、この物䟡䞊昇率がより高くなっおいれば、実質的な金利はそれだけ䜎かったずいうこずです。

このように、予想むンフレ率の䞊昇を通じお予想実質金利の䜎䞋を促すこずが、様々な経路を通じお需芁の増加に぀ながっおいきたす。

たず、予想実質金利が䜎䞋するず、資金調達の実質的なコストが䞋がるわけですから、蚭備投資や䜏宅投資が刺激され、増加したす。

次に、予想実質金利の䜎䞋は、株匏や䜏宅・土地などの資産䟡栌の䞊昇芁因でもありたす。手持ち資産の䟡栌が䞊昇した方々は、以前よりも気前よくお金を䜿い、消費を増やす傟向がありたす。これを資産効果ず呌んでいたす。たた、株䟡や地䟡が䞊昇するず、家蚈や䌁業の財務状況が改善したすので、銀行などから資金が借りやすくなり、䌁業の蚭備投資や家蚈の䜏宅投資も増える傟向がありたす。

さらに、円の実質金利が倖囜の実質金利に比べお盞察的に䜎くなるず、為替は円安方向に動きやすくなりたす。円高が修正されるこずは、茞出を抌し䞊げる芁因ずなりたすし、䌁業収益の増加を通じお蚭備投資を増加させる芁因にもなりたす。京郜のような芳光地では、円安による倖囜人芳光客の増加も期埅できたす。加えお、皆さんが倖貚建おで持っおいる資産の円建お䟡栌が䞊昇したすので、資産効果により消費を増加させる芁因にもなりたす。

このように、「第䞀の矢」による予想実質金利の䜎䞋は、消費、投資、茞出の䞉぀の需芁を増加させたす。「第二の矢」による財政支出の増加も加わっお、モノやサヌビスに察する䞖の䞭党䜓の需芁が埐々に増えおいくこずになりたす。チャヌト図の䞭では、経枈党䜓の需芁が䟛絊胜力に远い぀くずいう意味で、「需絊ギャップの瞮小」ず衚珟しおいたす。

モノやサヌビスに察する䞖の䞭の需芁が増えおくるず、生産掻動が掻発になりたすので、劎働力に察する需芁も増加したす。そうするず、雇甚される人の数が増加するずずもに、䞀人あたりの賃金も䞊がり始めたす。その結果、働く人々が埗る所埗が党䜓ずしお増加し、消費が掻発化したす。

消費が増加しおくるず、それに応じお蚭備投資や䜏宅投資が増えたすし、円高修正を受けた茞出の増加も、生産胜力を増匷するための投資を増やしたす。こうしお消費や投資が掻発化するこずで、需絊ギャップがさらに瞮小し、それがたた生産の増加に぀ながるずいう奜埪環のプロセスが生たれたす。

たた、このプロセスの最初の段階では、皆さんが物䟡䞊昇を予想するこずが重芁な鍵を握っおいるず申し䞊げたしたが、そうしたプロセスの過皋で需芁が増加しお、実際に物䟡が2ずいう「物䟡安定の目暙」に向けお䞊昇し始めるず、そのこずが、将来の安定的な物䟡䞊昇に察する予想をさらに匷め、それがたた予想実質金利を䜎䜍で安定させるこずに぀ながりたす。

このように、これたでデフレず需芁瞮小の悪埪環に陥っおいた日本経枈は、緩やかで安定的な物䟡䞊昇ず需芁の拡倧ずいう奜埪環に向けお、いたたさに舵を切ったずころであるず蚀えるでしょう。

「人々の期埅に働きかける」ずいう私の説明を聞いお、おたじないのような話だず思われた方もいらっしゃるかも知れたせん。しかし、金融政策ずいうのは本来、「人々の期埅に働きかけるこず」を通じおその効果を発揮するものなのです。

過去15幎近く続くデフレの䞭で定着しおしたったデフレ予想を「緩やかで安定的なむンフレの方向」に倉えおいくこずが、私たちが珟圚取り組んでいる金融緩和政策の、最も重芁なポむントだずいうのが私の考えです"


金融政策の波及経路が図瀺されおいたすね。
予想むンフレ率䞊昇→ →需絊ギャップが瞮小→物䟡䞊昇→予想むンフレ率䞊昇、ず実際の物䟡䞊昇率が予想むンフレ率にフィヌドバックされおいるこずも図から読み取るこずができたす。

金融緩和をしたのは良かったのですが、2014幎4月に消費皎率を5%から8%に匕き䞊げおしたいたした。その圱響を、すたん寝さんが、岩田芏久男日銀副総裁の波及経路の図を䜿っお分かりやすく図瀺しお䞋さっおいるので、芋おみたしょう。

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消費増皎は、消費にマむナスに働きかけたすので、消費のずころに赀い❌が、そしお、そこからは矢印蟿っお、波及経路に負の圱響を䞎え、

消費枛少→需絊ギャップ拡倧→物䟡䞋萜→予想むンフレ率䜎䞋

ず぀ながりたす。
しかも、コミットメントに察する信認も揺らいでしたいたす。(図では、リフレレゞヌム毀損ずありたす)



"5実際の経枈の動き

䞭略

6おわりに

以䞊、「量的・質的金融緩和」政策が想定しおいる政策効果の波及経路――トランスミッション・メカニズム――をご説明し、実際の経枈もこの想定された波及経路に沿っお動き぀぀あるこずをいく぀かの指暙で瀺したした。

最埌に、こうした波及経路を考えるずきの泚意点に觊れおおきたいず思いたす。

「量的・質的金融緩和」は、たず、人々、ずくに、資産垂堎における投資家の予想むンフレ率を匕き䞊げるこずにより、予想実質金利の䜎䞋をもたらしたす。この予想実質金利の䜎䞋が囜債や株匏や倖囜為替ずいった資産垂堎の垂堎䟡栌の倉化を匕き起こしたす。こうした資産䟡栌の倉化は、投資家が投資資産の構成を倉えるだけで生じたすから、「量的・質的金融緩和」実斜埌、ただちに始たりたす。

䞀方、こうした資産䟡栌の倉化が、消費や実物資産投資――すなわち、蚭備投資ず䜏宅投資―――および茞出などの総需芁を増やし、その総需芁の増加が生産ず雇甚の増加をもたらす、ずいった、実䜓経枈の倉化を匕き起こすたでには時間がかかりたす。

それは、䌁業や家蚈や倖囜の䌁業が、資産垂堎で起きおいる倉化が短期的な珟象なのか、それずも長期的な倉化なのかを芋極めおから、䌁業であれば、蚭備投資を増やすかどうか、家蚈であれば、消費を増やすかどうか、あるいは䜏宅投資に螏み切るべきかどうか、倖囜䌁業であれば、日本からの茞入を増やすかどうか、ずいったこずを決めようずするからです。

珟圚、「量的・質的金融緩和」が始たっおからただ5か月しかたっおおりたせん。モノやサヌビスに察する需芁ず雇甚が増え、その結果、物䟡ず賃金が本栌的にか぀安定的に䞊がり始めるたでには、もう少し時間がかかりたす。しかし、時間はかかるものの、珟圚の「量的・質的金融緩和」を粘り匷く続ける限り、かならず、実䜓経枈も良くなり、物䟡ず賃金はずもに䞊昇し、倚くの人の所埗は増えるはずです。

珟圚はただ「量的・質的金融緩和」の入口に入ったばかりです。したがっお、皆さんには、「最近、物䟡が䞊がったのは、円安で゚ネルギヌ䟡栌が䞊がったからにすぎない、悪い物䟡䞊昇だ」ずか「ただ賃金が䞊がらない」ず蚀っお、「量的・質的金融緩和」の効果に倱望されるこずなく、いたしばらく、「量的・質的金融緩和」の効果を芋守っお頂きたいず思いたす"

(匕甚おわり)


アベノミクスの䞉本の矢、倧胆な金融緩和ずその波及経路に぀いお芋おきたした。

金融緩和の効果が出るには時間がかかる、ずしながらも、物䟡の䞊昇、倱業率䜎䞋、就業者数増加などの効果は芋られたした。

消費増皎埌は、匱い消費に始たり、様々な指暙が䌞び悩んでいたす。
たた、賃金䞊昇が匱い䞭で、消費増皎を含む物䟡䞊昇があり、可凊分所埗が枛っおいるのではないでしょうか。

消費者の懐を盎接暖める政策を軞に、財政政策、金融政策のアクセルを螏み盎し、再分配政策にも目配りする察応を期埅したす。


せっかく、デフレから脱华しかかる金融政策が実斜されたのに、充分な効果が埗られなければ、コミットメントも日本経枈も台無しですからね。