私が時々向学のために拝読させていただいておりました「社会科学者の随想」というブログがあります。
「社会科学者」と自称するだけあって私の拙いブログとは大違いです。
非常に内容が専門的で充実しており社会科学者ならではの解説見解が詳細に述べられています。
しかもほとんど毎日更新。
またデータや引用資料なども充実しており、よくぞ毎日このような長文の記事が書けるものだと感心していました。
因みに、今年の4月の記事が張り付けられているサイトがありましたのでご参考に。
http://blog.livedoor.jp/genkimaru1/archives/2102650.html#more
このように毎日欠かさずいろいろな事柄について主に体制批判的な記事を掲載していたのです。
ところがこのブログつい最近突然閉鎖されてしまいました。
「社会科学者の随想」
勿論、主催者livedoorの説明は何もありません。
私が推測するには、最近天皇制に関しての記事が多かったのでそのせいではないかと感じています。
ブログでは天皇制批判以外にもタブーとされている内容が多々ありそうです。
原発や沖縄基地もそうだし、某宗教団体や○○解放○○に対する批判も同じではないでしょうか。
とにかく日本の言論の自由は先日のあいちトリエンナーレの騒動が示す通りです。
因みに、2019年度報道の自由度ランキング
日本は67位でした(韓国は41位)
鋭い政権批判で度々閉鎖の憂き目にあっているamebaの伊達直人のブログも今や4個目のアカウント。
2014年12月10日に特定秘密保護法が施行されて以来amebaブログが規制に乗り出したとのことです。
https://blog.goo.ne.jp/koube-69/e/fca47f946ebfb04ed988be304a97ae09
元早稲田大学教授 大槻義彦氏のブログも時々拝読していましたが最近yahooブログそのものが運営を止めました。
https://otsuki1936.hatenadiary.com/entry/2019/08/22/235047
理由はyahooブログが赤字だからということのようですが、本当かどうかは分かりません。
その他にもいつの間にか閲覧できなくなったブログがいくつかあります。
体制批判 政権批判の封じ込め、真実の隠蔽 歴史の修正改竄、海外からの情報遮断など日本のインターネット言論統制も中国に負けず劣らずどんどん進んでいます。
最初は新聞、その次はテレビ、そうしてインターネット。
所謂マスゴミと言われるテレビ新聞雑誌書籍はもう既に完全に統制され尽くしています。
例えば憲法改悪に反対しシンゾー政権に批判的なコメンテーターやアナウンサーやキャスターたちは殆どマスゴミ界の主流から姿を消しました。
山本太郎は原発反対と言った途端に一切テレビでの仕事はなくなりました。
産経新聞や読売新聞は元々政府自民党の隷米歴史修正主義者たちの広報機関紙でしたが、今では毎日や朝日ですら政府の御用新聞化しています。
放送界も言わずもがなです。
もっとも酷いのはNHK(政治部)でこの場で言及するまでもありません。
そうして現在政府が最も言論封殺に力を入れているのがインターネットというわけです。
インターネットの世界は語彙検索は非常に容易ですから、不穏な記事はたちどころにピックアップできます。
先日「The Winner Takes It All(勝者総取り)」という題目の記事をアップしようとしたら「不適切な言葉が含まれています」というコメントが出てどうしてもアップできません。
どの言葉でけられるのだろうかと思って該当しそうな語彙を一つ一つ消していくと何と「合意文書」という語句ではねられていることが分かりました。
「合意文書」という語句を削除したらアップできたのです。
この日首脳会談で「合意文書」を取り交わしたことに対し情報の制限を加えたかったということなのでしょうか?
不気味です
政府にとって一番怖いことは国民が本当のことを知るということ。
国民はみんなラグビーやらサッカーやら野球やらオリンピックのことにうつつをぬかしてくれていればいいんです。
日韓関係や日米貿易交渉や沖縄辺野古や原発や日本経済の実態や年金や給料のことなど気にしてもらいたくないんです。
シンゾー一味にとっては台風被害が大きければ大きいほど良いのでしょう。
ナオミ・クライン言うところの「ショックドクトリン」が実践できるからです。