ちょいとエグイ話 | 酒とロックと時々メガネ

ちょいとエグイ話


Sourtoe Cocktail

って
知っていますか?


日本語で読むと
サワー・トゥ・カクテル


凍傷により壊死して切断された足の親指を
ラム酒に漬けておいたことから生まれたカクテルです





このカクテル

使用されているのは本物の足指ミイラ
なんです



これです

 ↓

芝居とロックと時々メガネ





これを
好きな酒に入れて

 ↓

芝居とロックと時々メガネ





グイと飲む

 ↓

芝居とロックと時々メガネ






とまぁ
ハッキリグロな飲みのもですが
誕生譚ありまして……




時は遡って1920年代
アメリカが禁酒法の下にあった頃

禁酒法のなかったカナダからは
大量のお酒がアメリカに流れました

ルイ・ライケンとオットー・ライケンの兄弟も
カナダからアメリカまで犬ぞりで
密かにお酒を運んで生計の一部にしていました

激しい吹雪の中を移動中
兄のルイは誤って片足を川の水に浸けてしまいました

けれど警察の追っ手を振切るためには
濡れた足のまま旅を続ける他ありません

その結果
ルイの足の親指は凍傷にかかり
切断の必要に迫られました

彼は病院に行くお金もなく
「自ら切断」することを決意します

しかしそのまま切断しては
激痛どころではありません

そこで麻酔がわりに
アルコール度数の高いラム酒を飲んだ後
斧で一振り



芝居とロックと時々メガネ




凍傷した足の親指の切断には成功し
記念に切断した親指を瓶の中に入れ
アルコール漬けにしておいたのです

その後
そのアルコール漬けの親指が発見され
カクテルとして提供されはじめた
ということです




このカクテル
カナダ全土で提供されている飲み物ではなく
ドーソンシティにある『サワートゥカクテル・クラブ』
というバーだけで提供されているので
こういうのたまらない方はどうぞ!








その指をですね


一気飲みした男がいる
と言うことですが……


その話は
明日続けます