話題の塚本幼稚園。そこがどれほど酷い教育の場所になっているか、それを示す記事があります。
ルポ・ライター菅野完氏(『日本会議の研究』扶桑社新書の著者)の紹介したネット記事より。
塚本幼稚園での運動会での子どもたちの「宣誓」がものすごい!これだけでアウト!!
”宣誓
あついあつい夏がすぎて、ぼくたちわたしたちの待ちに待った、平成27年度 秋の大運動会がきました。
先生と、お友達と、一緒になって、おけいこをした、おゆうぎ、音楽、体育、かけっこなど、今日一日、頑張ります。
おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさんの前で、褒めていただけるよう、全力をつくします
大人の人たちは、日本が他の国に負けぬよう、尖閣列島・竹島・北方領土を守り、日本を悪者として扱っている、中国、韓国が、心改め、歴史で嘘を教えないよう、お願い致します。
安倍首相、ガンバレ! 安倍首相、ガンバレ!
安保法制国会通過よかったです!
僕たち、私たちも、今日一日、パワーを全開します
日本ガンバレ!えいえいおー!”
【引用出典:塚本幼児教育学園「思い出の宝箱」より】
運動会でこんなことを言わせることのどこが幼児教育なのでしょうか。戦前の軍国教育その丸ごとの再現です。
いや、「安倍首相、ガンバレ!」と言わせる事の背景には、今回の「瑞穂の國記念小學院」の用地取得に安倍氏や昭恵夫人を利用する狡猾なねらいも見て取れます。
塚本幼稚園のツイッターにこんなものもあります。文部科学大臣賞優秀教員に選ばれたという記事です。
≪再掲 1月25日記事 全国で11名しかいない文部科学大臣優秀教員に、本幼稚園の先生が今年度新たにに1名選ばれました。 これで11名中3名が塚本幼稚園の先生です。≫
こういう教育を進める幼稚園の教育に文科省がお墨付きを与えていたと言うのですから。
けれど、国会予算委員会で、「教育勅語」の朗唱などの塚本幼稚園の教育について問われた文科省の役人答弁は次のようなものです。
「私どもとしては、こうした個別の事例につき具体的な状況を全く存じておりませんので、それに関して具体的な判断はできかねる」(村田私学課長)
次々に出てくる問題点。底なし沼のように見えます。
昨日の昭恵夫人の「名誉校長の辞任」や、書類の破棄など、慌てての隠蔽も始まっています。
そんなことで幕引きなどさせてたまるものですか。
(No.2049の記事)