あなたは覚えているだろうか。
その記憶を。
あなたは覚えているだろうか。
その感触を。
その温度を。
私は覚えていた。
しかし、記憶の中のこと。
私は確かめてみることにした。
触れた瞬間に記憶と繋がる。蘇る。
これだ。
私の手の中で広がっていく。
落ちていく。
こぼれ落ちていく。
あっ、何の話かって?
コレです。
砂。
生命線の長さは気にしなくて良いよ。
120歳まで生きるくらい長いけど気にしなくて良いよ。
舞台「クジラの子らは砂上に歌う」
その世界を作る砂に触れてみたくて。
公園にある砂場に26歳の男性が砂を手に取り、撒き、掴んだりしていました。
懐かしい気持ちになりました。
太陽にあたる砂は温かく、でも奥は冷たい。
風が吹くとキラキラ舞う。
手についた砂は土のようにこびりつき、水で落とすと濁った水が落ちる。
小さい頃はこの手の感覚に慣れていたけど、今になるとザラザラが気になる。
そんなことを感じた。26歳の昼。
さて、明日もスオウを感じよう。
スオウは何時間寝る人なのかな。
おやすみ(^^)